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お茶出しのルールとマナー!仕事でお客様にコーヒーなどの飲み物を出す時の注意点。

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お茶だしにはルールとマナーがあります。仕事でお客様が打ち合わせなどで御来社された時に「お茶出し」をする機会があると思います。このお茶だし、舐めてかかるととんでもなく恥ずかしい思いをします。恥ずかしい思いをするのが本人だけならまだましですが、会社の品を落としてしまいます。

今回はきちんとしたお茶だしのルールとマナーを記事にします。

お茶の運び方は?

お茶は絶対にお盆の上にのせて運びましょう。この時お盆には、お茶・茶托そしてテーブル拭きをのせていくのが良いですね。机が汚れていた場合などにテーブル拭きをとりに戻るのは「要領が悪い会社だ」と思われても仕方ありません。

また、お茶は絶対に茶托にのせて運ばないようにしましょう。コーヒーの場合も同じです。
お茶を茶托にのせて運んではいけない理由としては、お茶がこぼれた時に茶托が汚れないようにするためです。

お茶だしの順番は?

もちろんお茶だしの順番も決まっています。
お客様はどなたが上席かわからないので、基本的には上座からお茶を出すようにします。
席次・席順がわからない場合は以下の記事を参考にしてください。

覚えておきたいビジネスマナー!席次についてイメージ@complesso.jp

会議・打ち合わせの席次・席順について 上座や下座のビジネスルールとマナー

自社の人間の場合は役職が高い人から出すようにします。
お客様にも自社の人にも、お茶を出す時は自分都合で出しやすいところから出さないようにしましょう。
とはいえあくまでマナーですので、とても無理な体勢になってこぼしてしまう可能性などがある場合は、「大変失礼いたしますが〜」と断ってからルールをくずしてください。

お茶の出し方のルールとマナーは?

茶托へのセットと出し方

茶托への飲み物のセットは出す直前です。

茶托へのセットと出し方

茶托へのセットと出し方

机やテーブルのすみにお盆をおいて、丁寧にお茶をこぼさないようにしてお出ししましょう。
この時知らない間にお茶がこぼれている場合もあるので、軽く茶碗の底あたりを拭いてから茶托やコースターにのせます。

コーヒーカップのように持つところのある場合は持ち手をお客様から見て左に、スプーンは右におきます。
茶碗やコップに模様や柄がある場合はお客様の方(手前)にむけます。木製の茶托の場合は木目がお客様と平行に横むきましょう。

お茶出しのルールとマナー

お茶出しのルールとマナー

コーヒーカップによっては絵柄がついている側によっては持ち手の向きが変わる場合もあります。その場合は絵柄の向きを優先しましょう。

お茶を出す方向

お茶出しはお客様から見て右後ろ方向からお出ししてください。
この時軽く「失礼します」など、一声かけると理想的です。

お茶だしが終わってからの退室のルールとマナー

お茶だしが終わったら退室することになると思います。
この時そのままドアをあけて出ていくのではなく、ドアを開ける前に一度お客さまの方へ振り返り「失礼しました」と軽く会釈お辞儀をしてから退出するようにしましょう。

できればおしりをむけたままでないようにもしたいですね。

お茶の交換は必要??

お茶の交換については状況によります。喫茶店の水ではないのですから、あまり頻繁に交換すると打ち合わせ等の邪魔になってしまいます。

とはいえ、打ち合わせや営業で話をしていると長時間たつと口と喉が乾いてしまいます。
適度なタイミングとしては1時間前後で確認をしてみるのが良いと思います。
全員の湯呑みがからになっていて、打ち合わせや営業がまだまだ続きそうなら交換しましょう。

机の上に書類や部品など何かものがある場合は?

打ち合わせの書類や営業資料が机の上にある場合は、独断で勝手に動かさないようにしましょう。

できれば空いてるスペースに「こちらに失礼します」などと声がけしてから置いてください。この時どうしてもスペースがなければ、動かして良いかどうか確認をしてから動かすようにしましょう。

お茶だしのルールとマナーを流れで覚える

ここまでのことをふまえて、お茶だしのルールとマナーを最後に流れで紹介します。

おぼんにセット
お盆に、お茶・茶托(コースター)・フキンをバランスよくセットします。
お茶を運ぶ
どれだけ忙しくても、お茶をこぼさないように丁寧に運びます。
机の上を確認
机やテーブルに書類や資料がおいてないか確認します。
汚れている場合は「失礼します」と声がけしてから、軽く拭きます。
茶托に飲み物をのせる
机やテーブルの入り口側のすみにおぼんを置いて、茶碗やグラスの底を軽く拭いてから茶托にのせます。
お茶を出す
上席のお客様から順番にお客様の右後ろからお茶をだします。
退室する
全て出し終わったら、おぼんを脇にかかえて退出します。
退出前には「失礼しました」と声がけします。

お茶の出し方まとめ

いろいろと細かいマナーやルールはありますが、何よりも気遣いが大事ですね。
夏にホットコーヒーとか冬に冷たい麦茶とか、どれだけマナーやルールを知っていてもそういう気遣いができていないとダメですね。
以上、お茶の出し方のルールとマナーでした。