昔に比べるとめちゃくちゃ高くなったガソリン代。デフレ社会の日本でもこういう国際的な商品はやはり値上がりしていきますよね。ところでレギュラーとハイオクって何が違うかご存知ですか?もちろん値段だけじゃないですよ!高いガソリンがハイオクでやすいガソリンがレギュラーじゃありません!ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはレギュラーとハイオクの違いについてです。
レギュラーガソリンとは!?
レギュラーとは異常燃焼がハイオクに比べて多いガソリンです。異常燃焼とはいわゆるノッキングのことで、エンジン内部でプラグに火花を飛ばす前にガソリンと空気の混合気に火がついてしまうことを言います。エンジンの馬力を出そうとすると必然的に高圧縮になりますので、馬力の高い高級車などは高圧縮のハイオクを使うということになります。逆にそこまで高圧縮を要求されない車などはレギュラーということになります。つまりレギュラーとは高圧縮を要求されない車などのための低圧縮用燃料ということになります。
ガソリンは原油を蒸留することで製造されます。原油の蒸留については以前紹介しています。
ハイオクとは!?
ハイオクとはレギュラーの項目で書いたように高圧縮で馬力を出したい車などのための燃料で、オクタン価の高いガソリンのことです。改質というパワーアップをしてハイオクになります。
このハイオクについては実は国によって基準がかわってきます。日本の場合は日本工業規格(JIS)でオクタン価が96以上のガソリンという基準になっていますが、アメリカの場合は91〜93AKIになっています。
レギュラーとハイオクの違いまとめ
- 最大の違いは異常燃焼のおこりにくさ
- ハイオクの語源はオクタン価
- ハイオクは国によって基準が違う
レギュラーとハイオクを間違えると!?
レギュラー車にハイオクをいれた場合
まずはじめにレギュラー車にハイオクをいれると性能があがる!なんてことを聞いたことありませんか?これは正しいケースもあれば正しくないケースもあります。なぜならノックセンサーで基本的にレギュラーガソリン車はノッキングしないような設計になっているのでこの点では性能アップはみこめないです。
現在のハイオクは無鉛プレミアムガソリンなのでレギュラー車に間違えていれても大した問題はないと言われています。昔は有鉛プレミアムガソリンだったので禁止されてましたけどね。
ハイオク車にレギュラーをいれた場合
レギュラー車にハイオクを入れた場合とは違いハイオク車にレギュラーをいれると確実に性能が悪化します。出力は最大で50%近く低下する場合もあるそうです。またハイオクガソリン専用にレギュラーを入れた場合故障などの原因となる可能性があります。