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「たこ焼き」と「明石焼」の違いをご存知ですか!?

たこ焼きと明石焼の違い

たこ焼き明石焼、タコの入った生地を丸く焼いた食べ物というところは同じで、つけるソースが違うってことかな?くらいの認識でした。たこ焼きは全国にたこ焼き屋さんがあるので、おなじみですが、明石焼は食べられるお店は限られている感じがします。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは「たこ焼き」「明石焼」の違いについてです。

たこ焼きとは!?

小麦粉の生地の中にタコと卵、ねぎなどの薬味を入れて直径 3-5cmほどの球形に焼き上げた料理だそうです。
たこ焼きのルーツは、たこ焼きの創始者が大阪で食べられていた「ちょぼ焼き」やスジ肉を具材として丸く焼いた粉もの料理の「ラジオ焼き」を基にこんにゃくの代わりに醤油味の牛肉を入れて肉焼きとして販売したものを、牛肉ではなくタコや卵を入れるようになり、たこ焼きと名付けたと言われています。

球形に焼き上げたものに、ソースやたれを塗り、好みでマヨネーズもかけ、青海苔、削り節等を振りかけるのが基本のようです。
近年では、ソースだけでなく醤油味やタコの代わりにチーズを入れるなどのアレンジも作られているようです。

明石焼とは!?

明石焼(あかしやき)は兵庫県明石市の郷土料理として知られており、地元の明石市や兵庫県の一部の地域では玉子焼と呼ばれているとのことです。
卵、浮粉(うきこ)や沈粉(じんこ)と呼ばれる粉と小麦粉、タコを材料にした料理です。見た目はたこ焼きに似ていますが、実は江戸時代の終わり頃から食べられており、たこ焼きの元になったもののひとつであるといわれているとのことです。

卵をたっぷりと使った生地に基本的な具はタコのみで、丸く焼いたものをソースを欠けるのでは無く、だし汁に浸して食べるのが明石焼です。

牛肉を入れていた肉焼きが、タコや卵を入れた「明石焼」に影響されてたこ焼きになったというのは、驚きでした。

たこ焼きと明石焼の違いまとめ

  • たこ焼きは小麦粉が多く使われており、明石焼は卵が多く浮粉と呼ばれる小麦でんぷんの粉を使っていて柔らかい
  • たこ焼き用の器材は鉄などの金属を半球体の窪みをつけて作られている。明石焼の焼き鍋は熱伝導が良い銅製。鍋のくぼみはたこ焼き用よりも浅く、球形で無く楕円形。
  • 明石焼は具が基本的にタコのみである。たこ焼きには記事の中に紅生姜やねぎ、天かすなども入れアレンジもいろいろある。
  • たこ焼きはソースなどのタレをかけるのが主流で、明石焼はだし汁につける