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「クロワッサン」と「デニッシュ」の違いをご存知ですか!?

クロワッサン・デニッシュ違い

サクサクした食感の「クロワッサン」はバターの風味がおいしいパンですね。パリッとした生地が層のようになっていますが、同じような生地のパンの名前で「デニッシュ」というものもありますね。デニッシュは甘いパンというイメージですが、パンの生地自体はサクサクとした層のような感じが、クロワッサンと似ているような気がします。では2つのパンの違いはどこにあるのでしょうか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはクロワッサンとデニッシュの違いについてです。

クロワッサンとは!?

クロワッサンは、フランス語で「三日月」のことを意味する名前で、クロワッサンの形からそう呼ばれているとのことです。

作り方はパン生地を伸ばして、そこに伸ばしたバターを挟んで折りたたみ、それをまた伸ばしては折りたたむを繰り返すことで、生地とバターの何重にも重なった層にして焼き上げます。その層が膨らみサクサクとした食感が生まれるとのことです。
ちなみにパイ生地も同じような作り方になりますが、クロワッサンにはパンの要であるイーストが入っているのが違いのようです。

フランスで現在の薄い層状のパイ生地のようなクロワッサンができたのは19世紀頃と言われています。しかしクロワッサン自体が作られたのは1839年にパリにできた「Boulangerie Viennoise(ウィーン風のパン屋)」というパン屋で売り出した「キプフェル(Kipfel)」というパンがルーツではないかと言われているようです。

真偽のほどはわかりませんが、マリー・アントワネットが伝えたなど諸説あるようですが、上記の「キプフェル」がルーツというのが定説とのことです。
クロワッサンはフランスでは基本的に食事パンとして甘くないものが作られています。日本で見られるチョコなどの甘いクロワッサンは日本独自のアレンジだそうです。

デニッシュとは!?

デニッシュとは、直訳で「デンマークの」という意味になり、デニッシュの発祥地はデンマークとのことです。
しかし、デンマークではその起源はオーストリア・ウィーンのパンと言われており、「ヴィナーボズ」(ウィーンのパン)と呼ばれているそうです。

イーストの入ったパン生地を薄く伸ばして、バターを塗り込み何重にも重ねて、巻き込みます。それを数回繰り返すことでクロワッサン同様、焼き上げた時に生まれるサクサクとした食感のパンになるとのことです。
形は丸いものもあれば螺旋状に巻いたものなど様々にあり、決まりはないようです。

クロワッサンとの生地の違いは、作る店などにもよるようで、同じ生地を使うところもあるそうです。別の生地にして生地自体を甘い生地などにしたりするところもあり、デンマークでも甘いパンとして作られることが多いようです。
デンマークでは一般的にチョコレートやジャム・果物やアーモンド・カスタードなど、甘いものを包んだりトッピングしたものもあり、形も様々に作られるとのことです。

クロワッサンとデニッシュの違いまとめ

  • クロワッサンもデニッシュも起源はオーストリア・ウィーンのパンが原点
  • 基本的にはクロワッサンは甘くない食事パン系、デニッシュは甘い菓子パン系
  • 基本の生地の材料はクロワッサンもデニッシュも同じですが、デニッシュは生地に砂糖などを入れ甘くすることがあるようです。
  • 形状はクロワッサンは三日月型、デニッシュは丸いものや、螺旋状など形に決まりはないようです。

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