サラリーマンのお昼ご飯の選択枝では5本の指にはいるであろう中華料理。そんな中華料理の主役といえばラーメン、ギョウザ、そしてチャーハン!これはかかせませんね。ところでヨーロッパっぽい料理でチャーハンによく似たピラフってのがあったりしましたよね。みなさんチャーハンとピラフの違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはチャーハンとピラフの違いについてです。
チャーハンとは!?
チャーハンは炊いてあるお米を油で炒め、そこに肉や野菜、卵をいれて味付けをしたものです。漢字では炒飯と書くようにご飯を炒めたものです。中国語でもチャーハンは油炒めしたご飯という意味だとか。チャーハンのすごいところは、もちろんメインにもなるし、ラーメンチャーハンセットのように、サブにもなれるところですね!
さてチャーハンはラーメン、ギョウザとならんで中華料理の代表格ですが、チャーハンはいつ誕生したのか?そして日本ではいつくらいから食べるようになったのか?チャーハンの歴史を少し探ってみます。
チャーハンの起源はなんと6〜7世紀らしく日本だと飛鳥時代くらいでしょうか?かなり古い歴史がチャーハンにはありますね。中華鍋が鉄器技術の進歩により普及したことにより手っ取り早くお米に火を通すことができました。そんな時にインドからシルクロードを軽油して伝わったのがプラーカといわれる料理です。このプラーカ、米をスープで炊いてから炒める料理なのですが、これがチャーハンの原型といわれているそうです。
そんなチャーハンですが日本にはいってきたのは、遣唐使のころです。インドから中国に伝わったプラーカがかなり早いタイミングで遣唐使によって日本にも伝えられていたそうです。ちなみに台湾のチャーハンは今でもお米を炊く時に味付けをして、油で炒めるそうです。
ピラフとは!?
ピラフとチャーハンの根本的な違いはチャーハンが炊いたお米を油で炒める料理なのに対して、ピラフは生米にスープなどで味付けをして具いれて炊き込む料理であるところです。
チャーハンの歴史という名の過去を探ったのでピラフについても。ピラフの起源も実はチャーハンと同じプラーカが原型と言われています。中国に伝わったプラーカがチャーハンになり、トルコに伝わったプラーカがピラフになったそうです。
一つおもしろことがあります。チャーハンとピラフが同時に伝わって合体した料理が発明された国があります。もともと同じものが分かれてまたくっついた感じですね。この料理の名前をジャンバラヤと言いますが、開拓時代のアメリカに入ってきたチャーハンとピラフをフランス系アメリカ人が新い料理として生み出したそうです。
チャーハンとピラフ違いまとめ
- 日本のチャーハンは炊いたお米を油で炒めて具を入れて味付けをしたもの
- ピラフは生米をスープなどで味付けをして炊いた料理
- チャーハンもピラフも起源はプラーカ
- 台湾のチャーハンは今でも味付けをして炊いたお米を油で炒める