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「自首」と「出頭」の違いをご存知ですか!?

「自首」と「出頭」の違いをご存知ですか!?

事件のニュースや刑事ドラマでよくでてくる言葉といえば逮捕、被疑者、自首、出頭。この中で今回は自首と出頭についての話ですが、なんとその意味は知ってるけど、詳しくは・・・という方が多いのではないでしょうか?ということでみなさん自首と出頭の違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは自首と出頭の違いについてです。

自首とは!?

自首と出頭の一番の違いは事件発覚前か発覚後どちらにしろ犯人が分かっていない状況で警察(捜査機関)に犯人だと名乗り出る点です。自首については刑法上減刑事由にあたると明記されています。ただし絶対に軽減されるわけではなく、あくまで軽減が可能というところです。

自首をすると逮捕もしくは在宅事件扱いになり、取り調べを受けることになります。在宅事件扱いとは「逃亡の恐れがなく」、「住所不定でなく」、「証拠隠滅の恐れがない」者に対しては逮捕ではなく在宅で随時取り調べに対応するようになることです。

出頭とは!?

出頭は自首とは違い犯人が分かってから自ら警察などの捜査機関に名乗りでることです。出頭は犯人割り出しの捜査はほぼ完了しているので、刑法上も刑が軽くなることはありません。逮捕されそうだから出てきたっていう印象なのですかね?

さて出頭するとどうなるのか?出頭するとほぼほぼ逮捕されます。自首に比べるとやはり心象がよくないのです。ただし、いつ警察が来るかなんて考えなが日々を暮らすのははっきりいって精神的に良いものではありません。これは自首にも共通する点ですが、とにかく精神的な不安定さや重圧は相当なものです。

自首と出頭の違いまとめ

  • 自首は犯人が分かっていない状況で名乗りでること。
  • 出頭は犯人が分かっている状況で自ら名乗りでること。
  • 自首は刑法上罪の減刑事由として認められているが、出頭は認められていない。