目がくりっとしてなんらか可愛らしいミミズクやフクロウ。あまり見たことないと言う方も多いと思いますが、なんだか馴染みのある鳥です。ところでミミズクとフクロウの違いってご存知ですか?今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはミミズクとフクロウの違いについてです。
ミミズクとは!?
ミミズクの「ズク」はかつてはフクロウのことを意味していました。ではミミズクとフクロウどこが違うの?ってなると「ミミ」の部分ですよね?この「ミミ」は「耳」のことで「耳のあるフクロウ」というのがミミズクのことらしいです。とはいえこの「耳」は実際は耳ではなく羽角といってただの耳のような飾りなのです。ということでミミズクは耳のような羽角のあるフクロウ科の鳥の総称です。ただし、シマフクロウなんかは羽角があるにもかかわらずシマミミズクではなくシマフクロウという名前が付けられています。逆にアオバズクは「ズク」がつくのに羽角がないのです・・・。さらに!コミミズクなんかはあるのかないのか分からないくらいなのです。
生態についてはミミズクは基本的に夜行性ですが、昼間に活動する種類もいます。食生活は動物食ですが、消化できなかった骨などはペリットという塊にして吐き出すそうです。
フクロウとは!?
ミミズクのところでだいたいの説明がついてしまいましたが、フクロウは羽角がなく丸い頭をしています。どちらかというとフクロウの方が可愛らしく見えるかもしれません。フクロウ科は日本だけでなくアフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・ユーラシア大陸・インドネシア・オーストラリアと世界の多くの地域で生息しています。
フクロウ科の鳥は獲物を位置を音だけで正確に測ることできるほど聴覚が発達しています。ちなみに獲物を捕獲する脚は後脚で、ここには鋭い爪が生えます。
ミミズクとフクロウの違いまとめ
- ミミズクもフクロウもフクロウ科の動物
- ミミズクは羽角がある
- フクロウには羽角がなく丸い頭をしている
- 基本的な生態はミミズクもフクロウも同じ