料理やサラダをカラフルに彩るピーマンやパプリカ。大きさが違いますが、形は同じに見えますね。ピーマンが苦手なお子様などはどっちが出てきても「NO〜!」となるかもしれませんね。見た目がキレイなだけではなくその栄養価も高く評価されていますが、このピーマンとパプリカ、別のものなのか同じものなのか皆さんはご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは「ピーマン」と「パプリカ」の違いについてです。
ピーマンとは!?
ピーマンもパプリカもナス科トウガラシ属に属する同じ野菜で基本的には同じものと言えます。とは言えスーパーで売られているピーマン、パプリカ、明らかに区別して扱われています。
ピーマンはパプリカに比べて細身で小さく肉厚が薄い、そして基本的に全て緑色の野菜と言う印象ではないでしょうか?
植物学上で細かい差がピーマンとパプリカには存在しないので、一般的にはピーマンの外見上の特徴として上記のように認識されています。しかしピーマンの中にはカラーピーマンと言われる赤や黄色のピーマンもあり、またピーマンよりも小さいパプリカも存在します。
味の違いとしてはパプリカよりピーマンの方が苦味が多いと言われています。
またピーマンとパプリカの大きな違いは収穫時期にあります。これは育ってスピードや成長する時期の差ではなく単純にピーマンは熟す前に収穫するのに対して、パプリカは熟してから収穫するためで、ピーマンは開花後20日くらいで収穫してしまいます。
パプリカとは!?
先ほども述べたように、ピーマンとパプリカは植物学上では同じ分類となっています。とは言え一般的にはパプリカはピーマンより肉厚でサイズも大きく赤や黄色などの色がいろいろあるのが特徴です。しかしパプリカの中には緑色のものもあり、またピーマンより小さいものも存在します。
パプリカはピーマンより甘みが強いため一般的にはピーマンより食べやすく、特に生のままで食べる場合はパプリカの方が美味しく感じることが多いと思います。しかし赤ピーマンなどはパプリカよりも甘みが強いと言われています。
ピーマンもパプリカも栄養的にはカロテンやビタミンCを多く含みますが、量的にはピーマンよりパプリカの方が多く含まれているそうです。
収穫時期の点では完熟してから収穫するパプリカは開花後ピーマンより長い4、50日経ってからの収穫となります。
ピーマンとパプリカの違いまとめ
- ピーマンはパプリカより一般的には小ぶりで肉厚も薄い。
- 一般的にはピーマンは緑色でパプリカは赤や黄色などのいろいろな色がある。
- パプリカよりピーマンの方が苦味が強く、逆にパプリカの方がピーマンより甘みが強い。
- ピーマンもパプリカもビタミンやカロテンなどの栄養素を含みますが、パプリカの方が今より含有量は多いと言われている。
- ピーマンは開花後20日ほどで収穫するが、パプリカは開花後4、50日経ってから収穫する。