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「警報」と「注意報」の違いをご存知ですか!?

「警報」と「注意報」の違いをご存知ですか!?

台風や大雪の時にテレビを見ながら心配するのが警報注意報。不謹慎な話ですが、学生のころは台風がきたら暴風警報がでてくれやしないかと期待したものです(笑
さてそんな警報と注意報ですが、みなさんその違いをご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは警報と注意報の違いについてです。

警報とは!?

警報と注意報の違いといえばまず最初にあげられるのがそもそも規定されている法律が違うという点です。警報は気象業務法という法律で規定されていて、「気象状態が重大な災害をおとぼす程度であると判断された場合には気象庁、気象庁長官は警戒を呼びかけるもの」といったところです。気象業務法上の警報は気象警報や地震動警報など16種類の警報があり、例えば気象警報の場合は大雨、暴風雨、暴風雪などに細かく分けられています。

次の違いは関係期間の通達の必要・不要ですが、警報の場合は通達の必要があります。

ところで警報って日本全国一定基準で発表されると思われている方も多いのではないでしょうか?実は警報を発する基準値は場所によって違うのです。雪を例にとって説明すると、20cmの積雪の場合東京では警報が発表されますが、旭川では発表されません。これはもともと旭川は年間降雪量が多くそもそも住宅なども耐雪性が高いためです。付け加えるなら観測史上降雪の記録がない沖縄などには基準そのものがありません。

注意報とは!?

注意報は警報とは違い気象業務法施行令で規定されていて、「気象状態などが災害を及ぼす可能性のある程度と判断された時は注意を呼びかけるもの」といったところです。注意報は気象注意報や地震動注意報など13種類の警報があり、さらにその先は細かく分けられていて、気象注意報の場合は風雨、風雪、強風などがあります。注意報あるけれど、警報はないといったものもあります。

次の違いは関係機関への通達の必要・不要ですが、注意報の場合は必要とはされていません。ただし、警報に準じて行われているようです。

ちなみに注意報の発表のタイミングはあらかじめ設定した数値に対して予報値や観測値がその基準に達した時となっているそうですが、このあらかじめ設定した基準値というものが過去何度も見直されているそうです。

警報と注意報の違いまとめ

  • 警報は気象業務法という法律で規定されているが、注意報は気象業務法施行令で規定されている
  • 警報は関係機関への通達が必要だが、注意報は関係機関への通達が必須にはなっていない
  • 警報や注意報は地域によって基準値が違う

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