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鶏の「胸肉」と「ささみ」の違いをご存知ですか!?

鶏胸肉・ささみ違い

近年、人気になっているのが「筋トレ」や「筋肉」。NHKの「筋肉体操」なども話題になり、フィットネスブームが起こっていると伝えられています。気づくと駅前など身近な場所に24時間フィットネスクラブができていたり、コンビニでもプロテインが売っていたりして気軽なイメージになっている感じがします。そして昨今、筋肉に良いとされている「鶏の胸肉」が話題になり、茹でた鶏胸肉の料理や、レシピが多く紹介され、「サラダチキン」というものも店頭に豊富に並んでいます。では、鶏肉の中でもこの「胸肉」と、前からヘルシーと言われていた「ささみ」とはどういう違いがあるかご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは胸肉とささみの違いについてです。

胸肉とは!?

鶏の胸肉は文字通り鶏の胸の部分で肉に厚みがあり、脂肪が少なくさっぱりした味になっています。

脂肪分が少ないためパサつきやすく、料理をする時には工夫をして、火を通しすぎないように注意が必要なこともあります。鶏胸肉のパサつきの原因は、鶏胸肉は鶏もも肉に比べて脂肪がほとんどない分、水分をたくさん含んでいて、加熱中に肉の細胞に含んでいる水分が、どんどん外に出てしまい、パサパサになってしまうとのことです。
加熱前に片栗粉をまぶしたり、糖分を加えた下味をつけたり、低温でじっくり加熱する等をすると水分が外に出ないようにできると言われています。

鶏胸肉は、もも肉などと比べて比較的安価で手に入れることができ、節約するにはぴったりの食材と言えます。では栄養はどうでしょうか。

鶏胸肉は低脂質、高タンパク質でヘルシーと言われており、さらにそのタンパク質には身体に必要なアミノ酸がバランスよく含まれていて、尚且つトリプトファンという幸せホルモンの材料となるアミノ酸や、良質な睡眠に必要なグリシンといったアミノ酸が豊富に含まれているとのことです。そして、鶏胸肉のたんぱく質に含まれている成分の中にはイミダゾールペプチドなる疲労回復効果と抗酸化作用がある栄養素が含まれているとされており、美肌など健康、美容のためにも摂り入れておきたい栄養素と言えるのではないでしょうか。

ささみとは!?

ささみとは、実は名前からはあまりピンと来ないのですが、胸肉の一部のことで、胸肉は肉に厚みがあり、ほかの部位に比べると、見た目は白っぽい肌色になっています。その胸肉に近接した場所で鶏の胸骨に沿って1本ずつ2つの笹の葉のような形をした部位になっており、胸肉の上質な部分とのことです。

牛肉で言うと「ヒレ」にあたる部位になり、形が笹の葉に似ていることで「ささみ」と呼ばれているそうです。
「ささみ」も胸肉と同様、脂はほとんどなく淡白な味わいで肉質が柔らかいので食べやすく、胸肉とは味や食感が少し違うとされています。ささみは火を通してもふっくらと柔らかく仕上がるのがささみの料理の特徴で、使う時に火を通すと簡単に裂いたりすることができるため、和え物やサラダに混ぜたりするのにも向いているようです。

ささみは胸肉の一部ですが、食品成分表から見ると、100g中のカロリーは皮付きの場合は胸肉の方が高く、脂肪分が多くなります。タンパク質はささみにもしっかり含まれており、ささみには脂肪がほとんどないので、女性のダイエット食にささみを使う傾向があるようです。

しかし、胸肉も皮を取り除いて使用すれば、カロリーはささみとほぼ変わりがありません。1羽から2本しか取れず牛肉のヒレに相当する鶏のささみは、胸肉より少し値段も上がるようです。

鶏の胸肉とささみの違いまとめ

  • ささみは鶏胸肉の一部。
  • 胸肉もささみも低脂質、低カロリーの食材で豊富なタンパク質のため筋肉や髪の毛、肌、内臓など身体のための材料となる栄養素が含まれているとされています。
  • 胸肉は皮付きの場合、脂質とカロリーがささみより多くなるが、取り除くとほぼ変わらない。

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