アクアリウムハジメマシタ!!

「心療内科」と「精神科」の違いをご存知ですか!?

今更聞けない違いシリーズ

医学の世界って一般人からはなかなか分からないことが多いですよね。
ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは今さら聞けないかどうか微妙ですが、医学の話。
心療内科」と「精神科」の違いについて調べました。

ざっくりとした病院の診療分野の分け方

病院にいくと〇〇科がいっぱいありますね。この〇〇科の科は診療科の科なのですが、まずはざっくりとではありますが病院の科をみていきたいと思います。

内科

内科は一般的には手術は行わずに診療を行い、その対象は内臓関係です。内科は多くの内臓を対象にするので内科の中でも多くのカテゴリーがあります。心療内科も内科の1カテゴリーです。

外科

外科は手術により治療を行います。「メス!」なんて掛け声もよく聞きますが、ドクターXの大門先生もこの外科の先生ですよね。外科も一般外科や胸部外科などの多くのカテゴリーに分かれています。

整形外科

整形外科は足や手(うで)などの四肢や脊柱疾患、外傷などを専門としています。骨折や脱臼だけではなく、ヘルニアや骨粗相症などもこの整形外科の分野です。怪我などで小さい頃からお世話になっている方も多い診療分野だと思います。

形成外科

見た目の部分を専門とするのがこの形成外科です。もちろん先天性・後天性に関係なく対象となりますし、見た目だけではなく機能についてもよりよくしてくれます。

脳神経外科

脳神経外科は脳、脊髄、神経などの外科的診療を専門分野としています。内科的診療は神経内科が行います。

小児科

小児科は文字通り子供を対象として診療します。子供といっても新生児から15歳(中学3年生)くらいが専門分野です。高校生になったら小児科じゃない方が良いんですね。

産婦人科

産婦人科はもちろん女性を対象として診療します。女性を対象といっても女性特有の疾患が対象です。産婦人科は産科と婦人科学を合わせた医療分野の呼び方です。

皮膚科

皮膚科は皮膚の疾患などを専門とします。皮膚科は薬による内科的治療だけではなく外科的手術を行う場合もあります。皮膚移植が必要なやけどなども皮膚科の専門分野とのことです。

泌尿器科

泌尿器科は腎臓や尿管などの尿路系と副腎等の内分泌系、陰嚢内臓器などを専門に扱う診療分野です。尿路結石・・・この言葉の響きはいやですが尿路結石も泌尿器科のお仕事です。まだなったことはりませんが・・・。

眼科

目医者さんです。眼科は眼球やその周りの組織に対する診療を行います。コンタクトを購入する時も眼科医の診断が必要ですよね。

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は耳、喉、口などの診療を行う診療分野です。花粉のひどい時期などはお世話になる方も多いと思います。耳鼻咽喉科は耳科学・鼻科学・咽頭科学・喉頭科学に分かれます。

リハビリテーション科

リハビリテーション科は身体的なものだけではなく精神的なものなども対象としています。ある種の疾患が原因で平常ではない状態を改善することを目指す診療分野です。

放射線科

放射線医学とは放射線を利用した診療を行い、疾患の改善に取り組む診療分野です。レントゲンやCT,、MRIなどもこの範疇ですね。とはいえ医療被曝といった言葉もでてきていますね。

精神科

こちらは今回の本題である精神科です。精神科は主に精神障害の診療や治療に取り組みます。治療方法は多岐にわたり、外来で治療するものから入院治療まであります。

麻酔科

麻酔科は手術の際の麻酔などを専門に扱う診療分野ですが、昨今では生命維持全般を扱うなど広がりがでてきている分野です。

心療内科とは!?

心療内科は心身症というストレスが原因生じた体の疾患の診療や治療を目指す分野です。ストレス疾患というと胃潰瘍が一番に思い出されますがしっかりと対象になっています。他いは症状としては腹痛・下痢・心筋梗塞などが有名です。通常の疾患と違うのは内科的に異常が認められないのに体に異常がでていたり、不調であったりといったケースがこれにあたります。

診療内科はあくまで身体疾患を治療する分野です。

精神科とは!?

精神科は心の病気を対象としています。難しくいえば精神疾患です。あとはアルコールや薬物などへの依存症も精神科の診療分野とのことです。精神疾患の症状としてはイライラ・抑うつ・不安・幻覚・幻聴など代表的ですがどこからが病となるのかは一度病院へ行ってみないとわかりません。

精神科は身体疾患ではなく「心の病気」を診療・治療する診療分野です。

心療内科と精神科の違い

さて最後に心療内科と精神科の違いをまとめます。

  • 心療内科はストレスが原因の身体疾患を治療するところ。
  • 精神科は心の病を治療するところ。

なので、会社のストレスが原因で身体に不調がある時は精神科ではなく心療内科にいく、
思い当たる節がないのにやたらイライラするといった場合は精神科へ行くということになります。