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「金魚(キンギョ)」と「鯉(コイ)」の違いをご存知ですか!?

「金魚(キンギョ)」と「鯉(コイ)」の違いをご存知ですか!?

お金持ちの日本庭園の池で飼われているのが鯉(コイ)、庶民が金魚鉢で飼っているのが金魚(キンギョ)・・・。そんなイメージがなきにしもあらずな金魚(キンギョ)鯉(コイ)です。とはいえ金魚(キンギョ)鯉(コイ)もいろいろな種類がいて形や色がさまざまですよね。ところで金魚(キンギョ)と鯉(コイ)の違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは金魚(キンギョ)と鯉(コイ)の違いについてです。

金魚(キンギョ)とは!?

金魚(キンギョ)も鯉(コイ)ともに同じコイ科の淡水魚です。淡水とは塩分が0もしくは濃度の低い水のことです。金魚(キンギョ)はもともとはフナを突然変異させて観賞用に改良し作られました。ですので、金魚(キンギョ)という原種はないということになり、金魚(キンギョ)の原種はフナということになります。金魚(キンギョ)の原産地は中国らしく、フナの突然変異種であるヒブナが起源とのことです。

金魚(キンギョ)の種類はものすごく豊富で100以上あるとも言われています。そんな種類の多い金魚(キンギョ)の中で一般的に馴染みが深いのがデメキン・ワキン・リュウキンといった夏祭りの縁日なんかですくった金魚(キンギョ)ではないでしょうか?

金魚(キンギョ)の体色は赤、黒、茶、オレンジなど様々ですが、赤だけは猩々(しょうじょう)、頭だけが赤くて体は白いものを丹頂(タンチョウ)などと決まった呼び方をする場合があります。

鯉(コイ)とは!?

鯉(コイ)も金魚(キンギョ)と同じコイ科の淡水魚です。フナが原種であった金魚(キンギョ)とは違い、鯉(コイ)はもともと鯉(コイ)です。野生の鯉(コイ)は黒いというか灰色というかって色をしています。色とりどりな錦鯉などは品種改良でつくられています。

鯉(コイ)と金魚(キンギョ)の見た目の違いは大きく2つあり、1つは大きさです。鯉(コイ)は大きいものだと60〜70cmを簡単に超えてきますが、そこまで大きい金魚(キンギョ)はあまり見たことがありません。2つめの違いはヒゲです。鯉(コイ)には上顎に長いヒゲと短いヒゲが対で合計4本あります。このヒゲには匂いや味を感じる器官が沢山集まっているそうです。

最後に金魚(キンギョ)と鯉(コイ)の違いといえばやはり、鯉(コイ)は食用とされることもある点でしょうか。鯉(コイ)のアライなんかは好きな人はすごく好きですよね。

金魚(キンギョ)と鯉(コイ)の違いまとめ

  • 金魚(キンギョ)も鯉(コイ)も同じコイ科の淡水魚
  • 鯉(コイ)にはヒゲがあるが金魚(キンギョ)にはない
  • 鯉(コイ)の方が大きい
  • 鯉(コイ)は食べることがある