一度は行ってみたいホテルや旅館ってありますよね!海外のめちゃくちゃセレブなホテルや国内のうわさの旅館は本当に憧れます。部屋に料理に設備にとうらやましいかぎりです。ところでみなさんホテルと旅館の違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはホテルと旅館の違いについてです。
ホテルとは!?
ホテルの語源が中世ラテン語のhospitale(ホスピターレ)であるように、ホテルも旅館も仕事や旅行で遠隔地に赴いてきた人に対して寝場所や食事を提供する施設です。hospitale(ホスピターレ)とは無償でもてなす施設という意味だそうです。
さてこのホテル、旅館とどう違うのかというとこの2つの違いは旅館業法という法律できっちり分けられています。ホテルは9平方メートル以上の部屋が10室以上とかホテルのトイレは便座のある水洗式と決められていたり、部屋についても洋式でベッドをがある個室と決められています。
日本のホテルにはその目的に合わせて駅や繁華街にあるビジネスホテル、駅周りや中心部に多いシティホテル、観光地にある観光ホテル、さらにはカプセルホテルなどいろいろなホテルがあります。ただし、カプセルホテルはホテルというものの旅館業法では実際は簡易宿所営業と決められています。
旅館とは!?
旅館もホテルと同じで仕事先や旅先で宿泊したり、食事したりできる施設です。旅館が具体的に規定されている旅館業法には、ホテル営業・旅館営業・簡易宿所営業・下宿営業の4つが旅館業とされています。もちろん旅館というのはこの中の旅館営業に該当します。
旅館営業における旅館については、「和式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のもの」とはっきりと規定されていて、「旅館=和風」というイメージは当然なことなのですね。
さてそんな旅館ですが、具体的には旅館業法にて客室の数は5室以上とか、客室の床面積は7平方メートル以上などと決められています。ただしホテルと違いトイレは適当な数となっていて各部屋への設置が規定されているホテルとは違います。
ホテルと旅館の違いまとめ
ホテルと旅館の違いをまとめましたが、違いが多すぎていくつかをピックアップしました。
- ホテルと旅館は旅館業法により明確に区別されている
- ホテルの客室には便座つきの水洗トイレが必要など規定がある
- ホテルには各部屋にトイレが必要
- ホテルの部屋は9平方メートル以上、旅館の部屋は7平方メートル以上