朝食はパンにバターをぬって〜なんて毎日を過ごしている方も多くお見えだと思います。ところでバターとマーガリンの違いをご存知ですか?そこで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはバターとマーガリンの違いについてです。
バターとは!?
バターは端的に言えば牛乳の脂肪分を固めたものです。おお、カロリーが高い理由がわかりますね(笑)。実際に生クリームを入れ物にいれて密閉してから、ちょっとの間振ってみてください。液体と個体に分かれていきます。この液体は水分で個体がバターの原料となりますが、この個体に塩を加えたものがバターです。
バターを使った食べ物、例えばクッキーやケーキなんかもミルクのやさしい味がするのはこのためです。バターは乳製品であり動物性の油脂の塊ということになります。とはいえもともとは薬用に作られていたそうです。
マーガリンとは!?
マーガリンはバターとは違いその原料は植物性油脂です。マーガリンの原料となるのは大豆や菜種、ヤシ油などからとれる植物油で個体ではなく液体の油脂になります。マーガリンってバターと違って冷蔵庫で冷やしても硬くならないですよね?これはもともとが液体の油脂であることに起因しています。植物性の液体油脂に乳化剤を混ぜて60度前後で混ぜてから最終的には冷やします。
マーガリンの語源はギリシャ語の真珠という意味である「margarite」です。マーガリンの歴史は意外に古く1800年代(19世期)後半にバターの代用品としてバターが枯渇していたフランスで生まれたそうです。バターの代用品という点では今と同じです。ただ当時はマーガリンも牛脂を原料としていたそうです。
バターとマーガリンの違いまとめ
- バターの原料は動物性油脂
- マーガリンの原料は植物性油脂
- マーガリンは冷蔵庫でも固まらない
- バターはもともとは薬用だった
ファットスプレッドとは!?
スーパーでファットスプレッドという商品を見たことはありませんか?ファットスプレッドはマーガリンみたいなものですがその違いはマーガリンが油脂含有量が80%以上で、ファットスプレッドは油脂含有量が80%未満ということです。つまりファットスプレッドの方が水分量が多いので柔らかいということになります。