「今日は霧がひどいなぁ・・・」「あああ、靄(モヤ)がかってきたなぁ・・・」なんて会話したことありませんか?よく似た状況で使われていると思いますがこの霧と靄(モヤ)の違いってご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは霧と霞(モヤ)の違いについてです。
霧とは!?
霧とは空気中の水蒸気が固まってなかなか地面に落ちない程度の小さい水滴になって空気中をふらふら浮遊している状態のことです。気象庁の定義では「微小な水滴により視程が1km未満の状態」と定義されています。近場でさえほとんど見えないという場合は霧ということになりますね。
霧が発生した場合の特徴としては視界が悪くなることとなんか肌寒い・ヒンヤリするとといった2点があげられると思います。まず霧が発生するとどうしてなんか周囲が見えずらくなるかというと、この理由は空気中に浮遊する小さな水滴が光をあちこちへと錯乱させるためなのです。また肌寒い・ヒンヤリする理由としては湿度が100%に近くなるためです。イメージでいうと水風呂に入っている感じということでしょうね。
最後に少しおもしろい話です。小さな水滴が地面に接していると霧と呼ばれ、接していないと雲と呼ばれるそうですよ!
靄(モヤ)とは!?
靄(モヤ)とは「微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態」と定義されています。つまり靄(モヤ)とは霧より空気中の水滴などがが薄い状態ということです。
霧と霞の違いまとめ
- 霧も靄(モヤ)も空気中の水滴が固まって小さい水滴になり空気中を浮遊している状態
- 霧は1km以上先が見えない状態
- 靄(モヤ)は10km以上先が見えない状態
- 霧の方が水滴が濃く、靄(モヤ)の方が薄い
ところで霞って!?
霞とは霧や靄(モヤ)が発生してなんか見えづらい、視界の悪い状態のことを霞と表現します。つまり霞は気象学的に定義された言葉ではないということです。文学的には霧は秋に、霞は春に使うそうです。
煙霧とは!?
煙霧とは気象庁によると「乾いた微粒子により視程が10km未満となっている状態」のことと定義されています。微粒子とは細かい砂やほこりなどのことなので、靄(モヤ)はこの微粒子と水滴でしたが煙霧は微粒子だけで水滴を含まないところが煙霧と靄(モヤ)の違いということになります。視界の状況については靄(モヤ)と同じになりますね。