コンビニや高速道路のサービスエリアにはいるとよく見かけるフランクフルト。お弁当の定番と言っても過言ではないウィンナー。フランクフルトもウィンナーも粗挽きでジューシーなものは本当においしいですよね。さてそんなフランクフルトとウィンナーですがみなさん違いをご存知ですか?大きさ?色?味?実はこの2つ明確な違いがあるのです。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはウィンナーとフランクフルトの違いについてです。
ウィンナーとは!?
ウィンナーもフランクフルトも同じソーセージの一種なのですが、ソーセージはもともと肉と塩分を摂取するための保存食でした。どうして塩を入れるかというと有害な微生物の繁殖を抑える、簡単に言うとおそらく腐りにくくするためでしょうね。そんなウィンナーとフランクフルトの違いについては大きく分けて3点あります。発祥の地・表面の皮の素材・表面の皮の厚みです。
まずは発祥の地について。ウィンナーの発祥の地はオーストリアのウィーン地方と言われています。「ソーセージといえばドイツ」というイメージがありますがウィンナーについては発祥の地はオーストラリアなのです。
次の違いは表面の皮の素材。一般的にウィンナーは羊の腸に詰めて作られます。ちなみにソーセージの表面の皮のことをケーシングと呼びます。
最後に表面の皮の厚みの違いについて。ウィンナーの表面の皮の厚みについてはJAS(日本農林規格)で20mm未満のものと決まっています。ちなみに素材についてもJAS(日本農林規格)では羊の腸と決められています。
フランクフルトとは!?
フランクフルトの発祥の地はドイツのフランクフルト地方と言われています。フランクフルトといえば現在サッカーで鎌田選手が活躍されています。
次に表面の皮の素材について。フランクフルトの表面の皮は豚の腸と決められています。こちらもJAS(日本農林規格)で定義されています。ソーセージといえば基本的にケーシングに詰められているものですが、腸詰めされていないものとしてはアメリカのブレークファスト・ソーセージなんかは有名です。
最後に表面の皮の厚みについて。フランクフルトの表面の皮の厚みは20mm以上36mm未満と決まっています。36mm以上のものはボロニア・ソーセージと呼ばれ、こちらはイタリアのボローニャが発祥の地で牛の腸に詰めるところがソーセージとフランクフルトとは違います。
ウィンナーとフランクフルトの違いまとめ
- ウィンナーの発祥の地はオーストリアのウィーンだが、フランクフルトはドイツのフランクフルト
- ウィンナーの表面の皮の素材は羊の腸だが、フランクフルトは豚の腸
- ウィンナーの表面の皮の厚みは20mm未満で、フランクフルトは20mm以上36mm未満
- ボロニア・ソーセージは牛の腸に詰められた厚さ36mm以上のソーセージのこと
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