アクアリウムハジメマシタ!!

「アイスクリーム」と「ジェラート」の違いをご存知ですか!?

夏の定番デザートとしてお馴染みのアイスクリーム。スーパー・コンビニで購入できるお手頃価格のもの、ご褒美のような少しお高めのカップアイスなどそれぞれお好みのアイスクリームはあると思います。売り場や専門店には様々な種類、フレーバーが並んでいますが、みなさんアイスクリームジェラートの違いってご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは「アイスクリーム」と「ジェラート」の違いについてです。

アイスクリームとは!?

アイスクリームは、牛乳などを原料にして、冷やしながら空気を含むように攪拌してクリーム状にして、凍らせたお菓子のことを言います。アイスクリームは、国によって規格を規定する場合があり、日本の場合では乳固形分及び乳脂肪分が最も高いアイスクリーム(乳脂肪分8%以上のもの)と、アイスミルク(乳脂肪分3%以上のもの)ラクトアイス(乳脂肪分3%以下のもの)の3種類を合わせて広義的に「アイスクリーム類」とされており、柔らかいものは「ソフトクリーム」と呼ばれるそうです。

乳製品を天然の氷や雪で冷やして食べる習慣は紀元前よりあったとされていて、殷の時代の中国大陸や古代エジプトにはシャーベットのような冷菓が存在したとも言われています。

ジェラートとは!?

ジェラートは、イタリア語で「凍った」という意味を持つ氷菓で果汁・果肉・牛乳・砂糖、コーヒーや香草などを混ぜた物を凍らせて作られるものとされています。発祥はフィレンツェとされており、一般的なアイスクリームと比べて空気含有量が35%未満と少ないために密度が濃いそうです。乳脂肪分は4〜8%で、一般的なアイスクリームの乳脂肪分8%以上よりも少なくさっぱりした食感になり比較的低カロリーであると言われています。日本の乳及び乳製品の成分規格等に関する省令ではアイスクリームではなくアイスミルク(乳脂肪分3%〜8%未満)、もしくは氷菓に分類されているようです。

上記の内容から「アイスクリーム」と「ジェラート」は、英語かイタリア語かが違うだけで、意味は同じ「凍ったお菓子」日本のアイスクリームとしての規格として「ジェラート」と言われる氷菓は広義的にはアイスクリーム類と分類されるようです。
根拠がないと言われているようですが、ヨーロッパに広がったのもイタリアから伝わったという話もいくつかあるようです。

ではシャーベットとは!?

シャーベットは糖類のほか果汁や酸などを加えて凍結させた冷菓というそうです。この中には乳脂肪分や乳固形分を含む場合もあるそうで、日本の規格としてシャーベットは乳固形分3.0%未満の凍ったお菓子とされているので、食品衛生法上は「氷菓」と呼ばれているようです。

シャーベットは上記にも書きましたが、アイスクリームのルーツにもなった冷菓のことで、殷の時代の中国や古代エジプトには存在したとされています。シャーベットは、アラビア語のシャルバート(果物などから作ったシロップを水で薄め、氷で冷やした飲み物)が語源と言われています。

アイスクリームとジェラートの違いまとめ

  • 英語の「ice cream」かイタリア語「gelato」の違い
  • 日本の規格としての「アイスクリーム類」の中でアイスクリームは乳脂肪分8%以上のものとされ、ジェラートの乳脂肪分は5%前後であるためアイスミルクと呼ばれる乳脂肪分3%以上のものと区分される。

観てもらいたい動画!!