言葉が似ているというよりは、物自体がすごく似ているアクリルとガラス。そうです、あの透明な硬い板のことですよね。さてこのアクリルとガラス、似てはいますが実は全く違うものなのです。そんなアクリルとガラスの違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはアクリルとガラスの違いについてです。
アクリルとは!?
アクリルはそもそも合成樹脂です。アクリルは透明性が高くガラスの代用品のように扱われますが、ガラスよりまず軽く、そして割れづらく加工がしやすいというメリットがあります。ただガラスに比べて熱には弱いため高温になるような場所に設置することはおすすめできません。また温度変化にも弱いため、状況によって大きな差があるようなところでも利用も避けた方が良いと思います。アクリルのデメリットしてはもう一つ硬いガラスに比べてアクリルは傷がつきやすいという点があります。
アクリルの製造方法としてはセルキャスト製法と押出製法という2つの製法があります。この2つ細かい説明はさておき分厚くて色数の多いものを作る場合はセルキャスト製法、値段が安いものを作る場合は押出製法が多いそうです。
アクリルの利用方法としてはレンズや水槽、陳列用の什器などに使われています。まぁアクリルも本当に身近によくありますよね。
ガラスとは!?
ガラスは感じでは硝子と書かれ、ケイ酸塩を主成分とする硬く透明な物質、およびその製品のことです。ガラスの特徴としては透明度が高くて傷がつきにくい、そして耐熱性があり、劣化しにくいという点があげられます。多くの窓にガラスが使われているのは劣化しずらく、耐熱性があるからですね。
ガラスのデメリットとしてはまず重い、そして割れやすい、さらには加工がしづらいという点があげられます。ですので、複雑で難しい加工が必要な場合の利用は向いていませんね。
ガラスの製造方法はいろいろとたくさんありますが、一番有名な製法としてはフロート製法があげられます。フロート製法は主に板ガラスを製造する場合に使われる製法で、調合・溶解・製成・徐冷・切断の肯定を通ってガラスを製造します。
アクリルとガラスの違いまとめ
- アクリルは合成樹脂でガラスはケイ酸塩からなる物質や製品
- アクリルはガラスより軽く、衝撃に強く、加工しやすい
- アクリルはガラスに比べると熱に弱く傷がつきやすい
- ガラスはアクリルに比べて衝撃に弱いが傷がつきづらく、耐熱性があり、劣化しにくい
- ガラスはアクリルに比べると重たくて割れやすく、加工がしづらい