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「発酵」と「熟成」の違いをご存知ですか!?

「発酵」と「熟成」の違いをご存知ですか!?

健康に良いと言われている発酵食品。しばらく前から話題で人気の熟成。発酵といえばチーズやヨーグルト、納豆、漬物が有名。熟成といえばお魚の熟成や熟成肉が有名です。さてそんな発酵と熟成ですが、みなさんその違いをご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは発酵と熟成の違いについてです。

発酵とは!?

発酵と熟成の最大の違いはなんらかの微生物が関わるか、関わらないかの差です。発酵はそもそも生き物がエネルギーをとるための代謝の一つで、酵母や細菌などの酵素により糖類などの有機化合物が分解され、アルコール・有機酸・炭酸ガスなどが発生する現象です。ちなみに発酵に必要な微生物とは酵母菌や乳酸菌などになります。

発酵にはアルコール発酵・乳酸発酵・メタン発酵などの種類があり、例えばアルコール発酵だとお酒などのアルコール飲料で有名ですが、糖分を分解してアルコールと二酸化炭素ができます。乳酸発酵は漬物やヨーグルトを作るのに使われています。

熟成とは!?

熟成と発酵との違いはさきほどの発酵のところでも説明しましたが、微生物が関与するかしないかです。熟成には微生物は関与しません。

熟成はそのもの自体の酵素によってタンパク質をアミノ酸へ分解することです。そう、熟成ではアミノ酸を作り出すのです。アミノ酸といえばグルタミン酸などが有名ですが、このアミノ酸はうまみ成分として有名で、お魚やお肉を熟成させると美味しくなるのはこのアミノ酸が熟成により増えるからなのです。

ここでひとつ注意があります。お魚やお肉は熟成させるともちろんアミノ酸が増えて美味しくなるのですが、あまり知識や経験がない状態で家庭で挑戦するのはあまりオススメできません。というのも一歩間違えるとただ腐って終わるからです。。。

発酵と熟成の違いまとめ

  • 発酵には微生物が関係するが、熟成には関係しない

観てもらいたい動画!!