アクアリウムハジメマシタ!!

「アシカ」と「オットセイ」の違いをご存知ですか!?

今更聞けない違いシリーズ

水族館でかわいらしショーを披露してくるオットセイですが、アシカオットセイの差ってご存知ですか?両方ともなんか知ってそうではっきり分からないって方多いかもしれません。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはアシカとオットセイの違いについてです。

アシカとは!?

海生哺乳類って実は3つの科しかないってご存知ですか?アシカはそのうちの1つである鰭脚類(ひれあいもく・ききゃくもく)に属する動物です。どうして鰭脚類と呼ぶかと言うと鰭(ヒレ)のような脚をしているからです。単純です。この鰭脚類には今回のネタであるアシカとオットセイの他にトドやアザラシなんかが属しています。しかも今回話題のアシカとオットセイについてはアシカ科といって、「科」まで同じです。

アシカとオットセイは上記の理由からもものすごく似ていてかなり見分けづらいところです。実際水族館のオットセイも実はアシカらしいですしね。これ、なぜかと言うとオットセイに比べるとアシカの方が大人しくて従順で特に雄は芸を教えやすいからだそうです。

外見で違いを見分けるにはアシカは下毛がなく密に生えている短い毛だけでこげ茶色のツヤのある見た目です。他の違いといえば赤ちゃんアシカはオットセイと違って水を恐がらず10日くらいで水にはいるそうです。

オットセイとは!?

アシカで書いたようにオットセイも鰭脚類(ひれあいもく・ききゃくもく)に属する動物です。親戚同志みたいなものですね。オットセイはアシカと違い外見がビロードのように光沢のある黒っぽいグレーや茶褐色ですが、これはアシカが下毛が無いのに対し、オットセイは下毛があるからです。いわゆるファシールと呼ばれる高級な毛皮になるのはオットセイのこの特徴のおかげです。あ、ちなみに今はオットセイ保護条約という条約で乱獲が禁止されているので注意しください。

本当によく似ているアシカとオットセイですが、じーーーーーくり見ると耳に違いが・・・。オットセイの耳はアザラシの耳と違ってちょっと犬っぽくてたれているというかはっきりしています。最後にオットセイの赤ちゃんはアシカの赤ちゃんと違って6週間くらいは水にはいれないそうです。水が恐いんですって、かわいいですね。

アシカとオットセイの違いまとめ

  • アシカもオットセイも鰭脚類(ひれあいもく・ききゃくもく)に属する動物
  • アシカとオットセイの外見上の見分けはかなり難しい
  • アシカに下毛はなくこげ茶色のツヤのある見た目
  • オットセイは下毛があり少し銀色に光っているビロード風の黒っぽいグレーや茶褐色
  • オットセイの赤ちゃんは水を恐がる
  • オットセイの方が耳が目立つ

他にも気になるアザラシについて

アシカとオットセイときたらアザラシとの違いについても気になってきませんか?近いうちに記事にします!と思ってさっそく記事にしました。