「扇風機」と「サーキュレーター」の違いをご存知ですか！？

夏を涼しく過ごすために欠かせない物といえば、エアコンと扇風機ですね。エアコンではどうも冷えすぎて、体がしんどい時にもやさしい風を送る扇風機はとてもありがたいものです。扇風機と同じ用に羽を回して風を起こす家電にサーキュレーターがあります。どちらも同じような構造をしていて、違いが分かりづらいですよね。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは扇風機とサーキュレーターの違いについてです。

扇風機とは！？

扇風機というのは皆さんご存知のとおり、人が涼むための風を起こす家電です。エアコンと違って気温を下げることはできませんが、直接体に風を当てることで汗の蒸発を促し、体感温度を下げることができます。

扇風機が起こす風というのは、人間が過ごしやすいよう近距離かつ広範囲に広がるように出来ています。また首振りやリズム風を起こすことができたり、タイマー機能で寝入りのときだけ扇風機を回すという使い方もできますね。

扇風機は直接人間に向けて使うという特性上、騒音にも気を使っている機種が多いです。また最近ではより省エネで静かなDCモーターを採用した機種が販売されています。

サーキュレーターとは！？

一方のサーキュレーター（Circulator）は日本語に訳すと循環装置という意味になります。その名のとおり、室内の空気を循環させて撹拌することがサーキュレーターの役割です。たとえばエアコンを使っていると、クーラーの場合は涼しい空気が足元に溜まり、また暖房の場合は温かい空気が部屋の上部に溜まってしまいます。

こういった室内の温度の偏りを無くしたいときにサーキュレーターは活躍するんですね。サーキュレーターは扇風機と違って、直線的で遠くまで届く風を起こします。そのため強力に室内の空気循環を行えるんです。また、洗濯物を室内干しした時には、除湿と併用してサーキュレーターを回してやると、とても乾燥が早くなります。

サーキュレーターの役割からして、首振りやタイマー機能が搭載された機種は少ないです。また、扇風機と比べて強力な風を発生されることから騒音もそれなりに発生します。