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「ホルモン」と「てっちゃん」の違いをご存知ですか!?

焼肉や鍋で人気の牛ホルモン。内臓のことを指しているのは知っているのですが、少し疑問に思ったのはホルモンとしても呼ばれている「てっちゃん」とは何のことを指しているのでしょうか。

内臓の中の部位としてですが、このホルモンてっちゃんって何が違うかご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはホルモンとてっちゃんの違いについてです。

ホルモンとは!?

ホルモンとは、いわゆる内臓の総称のことです。モツとも呼ばれたりしているものです。今回は牛の内臓としてのホルモンのことをお伝えします。
「ホルモン」という呼び方は関西で使われおり、関東では「もつ」と呼ばれることが多いと言われています。 ホルモンの由来は諸説あり、英語の「hormone」によるという説や、大阪弁で「捨てるもの」という意味の「放るもん」からきているという説があると言われています。

代表的な牛ホルモンの部位をあげますと、レバー、シマチョウ、ハラミ、ハチノス、ハツ、ミノ、センマイ、ギアラ、マルチョウ、コブクロ、シビレ、ヤン、ウルテ、フワなどがあり総称して「ホルモン」と呼ばれているようです。

  • レバーは肝臓です。
  • シマチョウは大腸です。
  • ハラミは焼肉で人気のお肉で赤身の肉のように見えますが、横隔膜の筋肉の部位です。
  • ハチノスは牛にある4つの胃袋の一つで、二つ目の胃に当たります。ミノは一つ目の胃袋、センマイは三つ目、ギアラが四つ目の胃袋になります。
  • マルチョウは牛の小腸です。小腸をひっくり返してブツ切りにしたものを指すことが多いとのことです。
  • コブクロは牛の子宮のことです。1頭の雌の牛から1つしか取れない希少なホルモンだそうです。
  • シビレとは牛のすい臓と胸腺です。胸腺も希少な部位で、生後1年未満の仔牛からしか取れ無いそうです。
  • ヤンはハチノスとセンマイの間の部分で、1頭の牛から少量しか取れないそうです。
  • ウルテはのどにある気管の軟骨のことです。
  • フワは肺のことで、食感がフワフワとしていることが名前の由来と言われています。

ホルモンの代表と言われているものとしてもこれだけの種類があり、まだ他にも細かな部位があるところから見ても、牛は捨てるところが少ないすごい食材ということがわかりますね。

てっちゃんとは!?

では、「てっちゃん」とはどこの部位のことかと言いますと、上記にもある「シマチョウ」のことを言うそうです。

てっちゃんは元々朝鮮語で大腸を意味する「テチャン」に由来しているとのことです。シマチョウと呼ばれるのは、表面が縞模様になっていることから来ているとのことです。
焼肉にはもちろんのこと炒め物やもつ鍋でもよく使われており美味しい部位です。

てっちゃん(シマチョウ)と似たホルモンに「マルチョウ」がありますが、こちらは牛の小腸になり、裂いて開いた小腸のことをコプチャン、裂かずに丸い筒状のまま食べることからマルチョウと呼ばれてるようです。ちなみに「こてっちゃん」という商品がありますが、牛の小腸を原料としており、朝鮮語で牛の大腸を指す語テッチャンに、小さいテッチャンという意味で「こ」を付けたものと言われています。

こま切れと切り落としの違いまとめ

  • ホルモンは、内臓の総称
  • てっちゃんはホルモンの部位の一つで、牛の大腸のこと。
  • 朝鮮語で大腸を意味する「テチャン」に由来して「てっちゃん」になった
  • 「こてっちゃん」とは原材料が牛の小腸を使用しており、朝鮮語での大腸の「テチャン」から「こ」をつけて「こてっちゃん」になったと言われる。

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