アクアリウムハジメマシタ!!

「葬儀」と「告別式」の違いをご存知ですか!?

今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは葬儀と告別式の違いについてです。

ちょっと今回は悲しいというか寂しくなるワードの違いです。葬儀告別式です。お世話になった方の式には参加させていただきますが、できることなら元気にいてもらって参加したくないものです。さてそんな葬儀告別式ですが、みなさん葬儀と告別式の違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは葬儀と告別式の違いについてです。

葬儀とは!?

葬儀とは宗教的儀礼としての趣、性格が強いですが無宗教の場合でも行うことが多いです。葬儀とは葬式と同じもので宗教にもよりますが、故人の冥福を祈り、穏やかにあの世に送るための儀式です。日本においては仏教という宗教方式で行うことが多く、葬儀では基本的に親族や近親者が集まって故人の成仏を願います。

さて、先ほど宗教によって葬儀が違うという話に少しふれましたが、それは宗教や宗派によって「生と死」に対する考え方が違うというところが理由です。いわゆるこれが死生観で、仏教の場合は人が亡くなると来世では仏様の弟子になると考えられていて、神道では霊魂はこの世にとどまり家族や地域の守神になると考えられています。

葬儀のやり方の違いはこういった宗教による死生観の違いから葬儀の手順や作法などが変わってくるのです。日本でも日頃はそれほど宗教感が強くない人でも葬儀の際には仏教の方式にのっとって葬儀を行う方が多いですよね。

告別式とは!?

告別式は親族や近親者が集まる葬儀に比べて、より広い範囲の方が参列します。告別式は親族や近親者だけではなく一般の参列者も故人の冥福を祈り、最後の別れを告げる場ということになります。

葬儀が宗教的儀式という意味合いが強いのに対して、告別式はどちらかというと生前お世話になった方がお別れをし、世間に対しての告知という意味合いが強く、式典的なものとなります。よくお通夜・葬儀・告別式のどれに参加したらよいかという話がでることがありますが、親族や近親者以外の場合はこの告別式に参列し献花・焼香を行ってください。

かつては葬儀と告別式は別々に行われるのが通例でしたが、最近ではよほどの著名人でもない限り葬儀の後にそのまま告別式を催すケースが多くなってきています。

葬儀と告別式の違いまとめ

  • 葬儀は親族や近親者が集まり、告別式は一般の参列者が参加する。
  • 告別式に比べて葬儀は宗教的儀式の意味あいが強い。
  • 葬儀の手法や作法の違いは宗教間の死生観の違いが大きい。