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「ほうれん草」と「小松菜」の違いをご存知ですか!?

ほうれん草と小松菜違い

緑の葉物の代表格と言っても大袈裟ではないほうれん草と小松菜。ほうれん草も小松菜もスーパーでいつでも買うことのできる栄養素の高い食材です。野菜売り場の葉物野菜のコーナーに並んでいると、ちゃんと札を見て確認してるときはあります。きちんとした特徴をもし知らない場合や小さなお子様のおつかいなどですと間違ってしまうかも?どちらもスムージーの材料として使われていたりしますが、同じ青菜と言うことだけど栄養価とかそんなに違うの?
さてこのほうれん草と小松菜、何が違うかご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは「ほうれん草」と「小松菜」の違いについてです。

ほうれん草とは!?

ほうれん草は、ヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の野菜で、冷涼な地域もしくは冷涼な季節に栽培されることが多い。おいしくなる時期は冬で冷え込むと軟らかくなり、味がよりよくなるとのことです。

ほうれん草と小松菜の違いをまずは見た目から。ほうれん草と小松菜は見た目で見分けることが簡単で実はけっこう違いがあります。まずは根本。ほうれん草の根本は赤くなっています。次は葉の形。ほうれん草は先のとがった三角形のような形です。最後は茎の色と太さ。ほうれん草は細く緑色の茎が特徴的です。

次は食べ方の違いから。基本的にほうれん草はアクが強いため生で食べる事が少ない食材です。サラダほうれん草と言われるように生食用のものもありますが、基本的にはお湯でアクを抜いてからおひたしなどにして食べます。

ビタミンAや葉酸が豊富なことで知られており、ルテインというカロテノイドを多く含んでいると言われ、緑黄色野菜の中では鉄分が多い方であるようです。豊富に含むと言われている葉酸は鉄分の吸収を促進するため、葉酸が鉄分と共に豊富なほうれん草を食べれば、他の「鉄分は豊富だが葉酸がほうれん草より豊富でない緑黄色野菜」を食べた場合よりも実際に摂取出来る鉄分が多くなるので、ほうれん草を食べる事が効率のよい鉄分摂取に繋がり、ひいては貧血予防に繋がる事は確かであると言われています。
ほうれん草の原産地は中央アジアや西アジア周辺と言われていますがなんと原種が発見されているわけでは無いそうです。ほうれん草には東洋種と西洋種があり日本にはじめて入ってきたのは東洋種の方で江戸時代のこと。西洋種は大正時代になってから日本に入ってきたそうです。

ほうれん草が一番おいしいと言われているのは冬です。これはほうれん草が冷気にさらされることにより糖度の上昇が起こるためとのこと。さらにほうれん草は収穫前にあえて冷たい空気にさらされるのですが、これによりビタミンCビタミンEを始めとした栄養素の濃度が高くなるらしいですよ!

小松菜

小松菜もほうれん草と同じく冬が旬の食材ですが、ほうれん草の原産地が海外であるのに対して、小松菜は日本原産の野菜です。
小松菜はツケナ類、アブラナ科に属する野菜で、江戸時代初期に現在の東京都江戸川区小松川付近で、ククタチナ(茎立ち)を品種改良して栽培され始めたと言われているそうです。八代将軍徳川吉宗の鷹狩りの際に献上され、その時に江戸川区小松川の地名から小松菜と命名されたと伝えられているようです。

ほうれん草と小松菜の違いは見た目とその調理方法です。小松菜は根本が赤くなく、葉は楕円形に近い形をしています。また茎がほうれん草に比べて太く白っぽい緑色をしているのが特徴です。

コマツナはビタミンAに富み、鉄分などのミネラルが豊富で、野菜の中では、ケールに次いで、カルシウムの含有量が高いことでも知られる。
小松菜にはほうれん草以上にカルシウムや鉄分が多く含まれていると言われていて、多くの野菜の中でも群を抜いているそうです。

調理方法についてもほうれん草は茹でてアク抜きをしてから食べるのが普通ですが、小松菜は生のままでも食べることができます。
東京風の雑煮には欠かせない野菜の1つで、灰汁(あく)が少なく食べやすい野菜であり味噌汁、鍋料理に入れられる他、おひたし、炒め物などでも使用されています。

ほうれん草と小松菜の違いまとめ

  • ほうれん草の根本は赤いが小松菜の根本は赤くない。
  • ほうれん草の時は細くて緑色だが、小松菜の茎は太く白っぽい緑をしている。
  • ほうれん草の葉は尖った三角形の量ようだが、小松菜の葉は楕円形のような形をしている。
  • ほうれん草は茹でてアク抜きをしてから食べるが、小松菜は生のままでも食べれる。
  • 小松菜の方がほうれん草よりカルシウムや鉄分を多く含む。