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「厄払い」と「厄除け」の違いをご存知ですか!?

「厄払い」と「厄除け」の違いをご存知ですか!?

人生でいろいろな苦難や災いが降りかかると言われている厄年。男女で年齢は違えども、本厄が3回、その前後1年を前厄、後厄と言いますよね。厄年には厄払いや厄除けを受ける風習がありますが、そもそも厄払いと厄除けにはどんな違いがあるのでしょうか。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは厄払いと厄除けの違いについてです。

厄払いとは!?

厄払いというのは、自分の中にある厄を払うために、神社で行う神事です。神道にしたがって邪気を払うご祈祷のことを厄払いと言います。

厄払いには、今まさに降り掛かっていたり、自分の中にある厄を払うというニュアンスがあります。先にも説明したとおり、厄払いは神社で行う神事です。神職や宮司が祝詞(のりと)を読み上げなが幣(ぬさ)を振るという流れで進行するので、頭を下げて祝詞の内容に耳を傾けましょう。

厄払いを受けるためには、初穂料を神社に納めます。地域によって違いますが、おおむね5,000円~10,000程度が相場です。またここ最近のコロナ禍に対応して、オンラインで行う厄払いもあるそうです。その場合はパソコンの前で、ZOOMなどでご祈祷を受けることになります。

厄除けとは!?

一方の厄除けが、厄払いと大きく異る点にお寺で受けるということが挙げられますね。また厄除けという言葉のとおり、厄が降りかからないよう、寄せ付けないように予防するのが厄除けです。

お寺で行われる厄除けは、護摩祈祷(ごまきとう)によって行われます。住職など僧侶が仏様を招き、炎に供物を捧げることでもてなし、願いを成就するように願います。また護摩壇の炎が煩悩を焼き清めてくれるとも言われいるのです。

厄除けでは祈祷料をお納めしますが、こちらも相場は5,000円~10,000程度です。

厄除けと厄払い、意味合いの違いや行う場所に違いはあれど、どちらも平穏無事に過ごせるように願う儀式には違いありません。ご家庭の宗派や信仰に合わせて選ぶと良いでしょう。また、厄除けと厄払いの両方を受けても構わないそうです。

厄払いと厄除けの違いまとめ

  • 厄払いは神社で受ける。降り掛かっている厄を払うという意味。
  • 厄除けはお寺で受ける。厄が降りかからないよう予防するという意味。
  • 厄払い、厄除けどちらを受けても構わないし、両方受けても問題ない。

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