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「神輿」と「だんじり」の違いをご存知ですか!?

「神輿」と「だんじり」の違いをご存知ですか!?

祭りといえば御輿だんじり!あの勇しく荘厳な様子はそれこそ日本文化の特徴的な面だと思います。とはいえ、かつぎ手が最近では少なく、神輿をだすのも大変だというようなことはちらほら耳にします。ところで神輿とだんじりの違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは神輿とだんじりの違いについてです。

神輿とは!?

神輿とは車輪や車がなく人の手によってかついで移動するものです。神輿については神社に1つと決まっているわけではなく、浅草神社などは3つの神輿を所有しています。また神輿には様々な種類があり、神社にある本社神輿、氏子町会の町会神輿、他には大人神輿や女神輿、子供神輿など多岐に渡ります。

神輿の起源は鳳輦(ホウレン)から発展したと言われています。鳳輦(ホウレン)とは神輿と同じように人が担ぎ、胴が箱型で空洞になっている乗り物のことなのですが、もともとは神霊だけがのるものだはありませんでした。この鳳輦(ホウレン)が神霊が乗ることに特化したものが神輿になったと言われています。

神輿のかつぎ方としては勇しくしく揺らしてかつぐのは実は江戸前式らしく、全国的には「わっしょい」の掛け声とともに神輿を揺らさずにかつぐひらかつぎが主流だそうです。

ちなみに、神社ではなく寺院が持っているものは御輿と書かれるそうです。まぁ、寺院は神を祀っているわけではないので当然といえば当然ですが。

だんじりとは!?

だんじりは車輪や車がついていて、押して動かします。だんじりという呼び方は大阪の岸和田だんじり祭りでも有名なように関西での呼び方になります。全国的には山車(ダシ)と呼ばれるのが一般的です。ちなみにだんじりは漢字では地車や楽車と書きます。だんじりを使った祭りには既出の岸和田のだんじり祭り以外にも神戸だんじり祭りなど関西地方では多く存在します。

だんじりは曳きだんじり担ぎだんじりの2つに大別することが多く、曳きだんじりはだんじりを引いて動かし、担ぎだんじりはだんじりを神輿のようにかついで動かします。

だんじりの歴史としてはだんじり自体は豊臣秀吉のころには完成していたとされています。そしてだんじり祭りについては実際のところ江戸末期から明治が起源になるのではないかと言われています。よくだんじりを使った祭りで300年続くなどの表記が認められますが、当時のだんじりはどちらかというと屋台に近いものだったようです。

神輿とだんじりの違いまとめ

  • 神輿は車がなく人手でかつぐ、だんじりは車つき
  • だんじりは関西風の呼び名で全国的には山車(ダシ)と呼ぶ
  • 神輿もだんじりも神様の住処とされている
  • 神輿やだんじりを外にだすのは神様に自分たちの生活や暮らしぶりを見てもらうため