アクアリウムハジメマシタ!!

「あさり」と「はまぐり」の違いをご存知ですか!?

あさり・はまぐり違い

貝類の中でおなじみの貝といえば「あさり」ではないでしょうか。酒蒸しやお味噌汁、パスタなど多彩な料理が楽しめる食材です。潮干狩りなどは一度は経験したことがあるのではないでしょうか。そして貝類の中に「はまぐり」というものがあります。この2つの貝は形が似ていますが、みなさん、あさりとはまぐりの違いってご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはあさりとはまぐりの違いについてです。

あさりとは!?

あさり」とは、マルスダレガイ科アサリ属に属する食用とされる二枚貝のことを言い、貝の表面はザラザラとしています。貝殻の模様は横のしましまやいろいろな幾何学模様など、色も白、黒、茶、青の掛け合わせや単色の無地など多彩なものとなっているとのことです。

あさりは成長すると最大殻長6cm程になると言われており、愛知県などでは「大あさり」として食べることができるようです。あさりは濾過摂食者とされており、水質の浄化機能が期待できることから、水質浄化と漁獲回復の双方を期待した干潟再生事業も行われているとのことです。

1980年代ごろまで各地の砂浜で潮干狩りなどでよく獲れていましたが、近年では、乱獲だけでなく、埋め立てなどによる砂浜自体の減少や水質汚染、また近年では温暖化の影響などによりその漁獲量は激減していると言われています。

あさりは保存が効くようで、数日間ならば冷蔵庫で保存できます。長期間ならば殻付のまま冷凍保存が可能です。冷凍したものを解凍する時は、電子レンジや煮沸などで手早く加熱することによって解凍できるとのことです。

はまぐりとは!?

はまぐり」とは、マルスダレガイ科ハマグリ属に属する食用とされる二枚貝です。貝の表面はツルツルとした手触りで、縞模様や茶褐色の放射帯などの模様と丸みを帯びた三角形の貝殻が特徴とされています。
名前の語源は浜の栗、または浜の礫(つぶて)からとも言われているようですが、「蛤(はまぐり)」などが何を指すのかが不明な場合も多いとされているようです。

はまぐり長さ8cm、幅3.5cm、高さ6.5cmほどの丸みを帯びた三角形の貝殻で、大きく成長したものでは殻長が最大で10cm以上になる場合もあると言われています。

干拓や埋め立て、海岸の護岸工事などによって生息地の浅海域が破壊されたため、日本では昭和後期に急激に減少しているとされています。

はまぐりは同じ個体の貝殻同士でなければぴったりかみ合わないことから、結婚式でハマグリの吸い物が出されることも多く、また将来「よい伴侶にめぐり合えるように」との願掛けからひな祭りにはまぐりを潮汁などの料理にして食べる風習がついたと言われています。

あさりとはまぐりの違いまとめ

  • あさりは貝殻の表面がザラザラとしている
  • はまぐりは貝殻の表面がツルツルとしている
  • はまぐりは通常サイズのものはあさりよりも大きいが貝の科目は同じマルスダレガイ科
  • はまぐりは二枚の貝殻がぴたりと重なることから「夫婦和合」の意味で縁起が良いと言われている

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