アクアリウムハジメマシタ!!

鰻の蒲焼き「関東風」と「関西風」の違いをご存知ですか!?

鰻の蒲焼き「関東風」と「関西風」の違いをご存知ですか!?

夏の土用の丑の日にはぜひ食べたいスタミナ料理として知られる鰻の蒲焼き。みなさんも大好きですよね!ところで鰻の蒲焼きには調理法により関東風と関西風があることをご存知でしたか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは鰻の蒲焼き「関東風」と「関西風」の違いについてです。

関東風とは!?

関東風の鰻の蒲焼きの大きな特徴はタレを付けて焼く前に一度蒸す点ですね。素焼きにしたあとに蒸す工程が入ります。関東風は一度蒸すことで余分な脂が落ち、ふっくらとした食感に仕上がります。また鰻の皮は分厚く丈夫なのですが、蒸す工程で箸がすんなり入るほどに柔らかくなります。

鰻を背開きで捌くことも関東風蒲焼きの特徴の一つです。これは江戸前の侍達が「切腹」に通じる腹開きを嫌ったことが始まりとも言われています。

関西風とは!?

関西風の鰻の蒲焼きはまず腹開きで捌きます。由来は大阪の商人気質で「腹を割って話す」に通じることから好まれたという説があります。また蒸す工程を入れずに直接炭火で焼くことから皮がパリパリに仕上がって香ばしく美味しいです。

蒲焼きの関東風と関西風の境界は静岡県の浜松市と言われており、浜松市のうなぎ屋さんは関東風と関西風が入り混じっているようです。ちなみに最近は全国の牛丼チェーン店でも鰻丼が販売されていますが、お店によって関東風だったり関西風だったりと違いがあるようですよ。

鰻の蒲焼き関東風と関西風の違いまとめ

  • 関東風の鰻の蒲焼きは背開き。調理は素焼き→蒸す→タレを付けて焼く。
  • 関西風の鰻の蒲焼きは腹開き。調理は直接タレを付けて焼く。
  • 関東風と関西風の境界は静岡県浜松市。