Youtubeを見る時に気になっている方も多いと思われるフレームレート！「〇〇p」とかって表記がありますよね。これ、フレームレートの値と種類を表しているのですが、通信量やダウンロード時間にも関係してきます。動画を編集してアップロードしたり、閲覧する際には知っておいた方が良い知識です。ということでPremiere Pro（プレミア プロ）で動画編集 vol.010は「Youtubeで出てくる「i」「p」「fps」って何？動画のフレームレートについて」です。
フレームレートとは！？
まずはフレームレートについて簡単に説明します。フレームレートは「動画の再生1秒間に対して何枚の画像がはいるか？」ということにつきます、少し乱暴な言い方にはなりますが。漫画というかパラパラ漫画を思い出していただくとイメージするのが簡単になりますが、「めくるページが1秒間に何枚なの？」ということです。枚数が少なければ少ないほど静止画に近いようなカタカタした動画になります。逆に枚数が多ければ多いほどスムーズな動画にはなりますが、あまり多すぎるととんでもないページ数が必要になります。つまり、フレームレートが大きい数字であるほどデータ量が増えるということになります。
「fps」とは！？
「fps」とは「フレーム・パー・セカンド」の頭文字をとったものです。つまりフレームレートを表す単位ということになります。フレームレートについては先ほどの話のとおりです。動画は静止画（画像）を連続的に流して動いているように見せているようなものなので、本当にイメージはパラパラ漫画と同じです。昔の古い8mmビデオを見るとカタカタとした動画になっています。これは8mmカメラが一度シャッターをとじて黒い空白画面を挟むためなのですが、フレームレートを下げすぎるとこういったカタカタとした動画になります。専門用語ではこのカタカタとちらつくような現象をフリッカーなんて読んだ利子ます。逆に少し懐かしい印象を与えたい動画を作る場合のテクニックとしてフレームレートを落としたりしてもおもしろかもしれません。
フレームレートの参考までに一般的な映画というとフレームレートは24fpsになっています。これは映画用のフィルムが24fpsと決まっているからなのですが、「1秒間に入っているフィルム数を24枚にしてね〜」ということになりますね。
「i」とは！？
さきほど動画は画像を連続的に再生させているようなものと記載しましたが、この画像1枚1枚をテレビやディスプレイなどに表示させることを走査と言います。この走査方式が実はインターレース方式とプログレッシブ方式の2つあるのですが、「i」はインターレース方式の単位になります。
インターレース方式とは分かりやすく言うと1枚の画像を横に10分割するとします。10分割した画像を2回に分けて送信するのですが、1回目は「1・3・5・7・9」枚目を、2回目は「2・4・6・8・10」枚目を表示させます。つまり1枚の画像を2回に分けて送信することで画像の飛びがでないようにする方法です。このインターレース方式は飛び越し走査方式とも呼ばれていますが、NTSC方式として主に日本のテレビ放送で採用されています。インターレース方式の特徴としてはプログレッシブ方式より滑らかな動画になるところです。
ちなみにYoutubeではインターレース方式は禁止されています。
「p」とは！？
次は「p」について。「p」はプログレッシブ方式の単位のことですが、プログレッシブ方式とは先ほどのように1枚の画像を横に10分割した画像を「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10」と1回で順番に全て表示させる方式です。プログレッシブ方式はインターレース方式に比べて1度で送れる数が多いので、高解像度でブレの少ないきれいな動画を再生させることができます。
ちなみにYoutubeではプログレッシブ方式のみ許可されています。
Youtubeにでてくる「480p」とかの「p」は！？
Youtubeにでてくる「480p」や「720p」とかの「p」は解像度のことです。プログレッシブ方式で送信する線数、先ほどからの説明でいくと480個に分割できる画像を送信するのか、720個に分割できる画像を送信するのかの違いになります。480pは有効垂直解像度480本ということになります。つまり画像の縦のピクセル数ということですね。もちろんこの数字があがればあがるほど高解像度ということになるので、きれいな動画が見れるのですが、通信量は大きくなるということになります。
フレームレートまとめ
最後に今回のフレームレートについてさくっとまとめ時ます。まぁ、このまとめ部分だけ読んでいただいても大丈夫なくらいです。動画編集のプロになりたいって方は別ですが！
