日本で一番偉い人といえば総理大臣、ん?首相?そういえばどう違うのでしょう?あなたは総理大臣と首相の違いがわかりますか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは総理大臣と首相の違いについてです。
総理大臣とは!?
日本では「総理大臣=首相」です。ところが総理大臣というのは日本特有の呼び方になります。世界中で首相といえば中国やイギリス、ロシアなどいろいろな国にいますが総理といえば日本の首相だけのことです。では総理大臣とは?
総理大臣は内閣総理大臣の略称です。まず内閣とは国の行政機関のトップです。そして総理とは「全てを統一管理すること、またはその席にある人」のことです。つまり総理大臣とは他の内閣の大臣の上にたつ大臣ということですね。
総理大臣は自衛隊の最高指揮官であり、日本を代表して諸外国のトップと会談したりします。
首相とは!?
首相とは英語では「Ptime minister」です。内閣の各役職、例えば財務省トップの財務大臣は財務相で外務省のトップは外務相とよびますが、首相の「首」は首長の「首」と同じくトップという意味合いがあり、相のトップという意味で首相と呼ばれます。
この首相という呼び方は総理大臣とは違い世界共通の呼び方ですが、日本においてはなんと首相ではなく総理大臣という呼び方が正式です。
総理大臣と首相の違いまとめ
- 総理大臣は日本固有の呼び方
- 総理といえば日本の首相のこと
- 首相は世界共通の呼び方
大統領とは!?
世界には大きく分けて2種類の政治制度があります。議院内閣制と大統領制です。日本はいうまでもなく議員内閣制で、この議員内閣制とは議会から選出され任命された首相が政治運営をします。大統領制は国民による直接選挙により選出されます。大統領はその分大きな権力をもっていますね。