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Photoshopで夜景を虹色に輝いている風に加工する方法

Photoshopの便利なショートカットまとめ

夜景やイルミネーションを見に出かける機会の多い季節になりましたが、せっかく撮影した写真をちょっと加工して魅力的なオリジナルな写真にしてみませんか?今回はPhotoshopで夜景を虹色に光るきれいな写真に加工する方法です。

今回使う画像は次のきれいな夜景の写真です。

今回のSample写真

加工の流れ

Photoshopで夜景を輝かせる、虹色に輝かせる作業の流れです。

手順1
レイヤーを複製
手順2
明るさの調整
手順3
2つのぼかし
手順4
元レイヤーとの組み合わせ
手順5
最終調整

レイヤーを複製

レイヤーを複製

レイヤーを複製

レイヤーのコピー

まずはレイヤーを複製します。コピーしたレイヤーの名前は今回は「フィルター001」としましたが、わかりやすい名前をお好みでつけてください。


レイヤーを複製

レイヤーを複製

レイヤーのコピー方法

レイヤーの複製はメニューの「レイヤー」から「レイヤーの複製」を探しクリックすると複製されます。複製する際にレイヤーの名前を決めることができます。

明るさの調整

レイヤーをコピーしたら次は夜景に移るライトなどがメインになりますが、明るさを調整します。
ここの調整具合で完成度がかわってきます!

写真の中の明るい部分を大きくする

明るさの調整

明るさの調整

メニューから「フィルタその他明るさの最大値」と選択します。

ここで明るさの範囲の広さ・大きさを調整することができます。


明るさの調整

明るさの調整

入力蘭に今回は「20」と入力しました。下の目盛りでも調整できます。

保持は直角度のままで大丈夫です。「OK」をクリックして完了です。


明るさの調整

明るさの調整

光が大きくなりました。直角度を選択するとこのようにピクセルが四角のまま大きくなります。真円率の場合は円形に拡大します。完成イメージに合わせて選択しなければいけません。

2つのぼかし

次はフィルターのぼかしを使って光が写真になじむように加工します。

ぼかし(移動)

ぼかし(移動)で調整

ぼかし(移動)で調整

メニューから「フィルターぼかしぼかし(移動)」と選択します。

ぼかし(移動)で調整

ぼかし(移動)で調整

角度は今回ライトが縦に走っているので、「90」にします。距離は海面に合わせて「50」にします。それぞれ入力してください。

ぼかし(ガウス)

ぼかし(ガウス)で調整

ぼかし(ガウス)で調整

メニューから「フィルターぼかしぼかし(ガウス)」と選択します。

ガウスとはガウシアンぼかしのことで、エッジの抽出しぼかすことができます。ガウス関数という難しい計算で処理されているそうです。


ぼかし(ガウス)で調整

ぼかし(ガウス)で調整

数値入力は今回は半径を10pxにしたいので、「10」と入力してください。
ここの数値でぼける範囲がかわってきます。

ここまででぼかしによる調整は終了です。下の画像のようによくわからない感じの写真にしあがりました。
次はもとの画像レイヤーと合わせていきます。

ぼかしで調整

ぼかしで調整

元レイヤーとの組み合わせ

次は透明度の調整やぼかしなどの元のレイヤーとの組み合わせを進めます。

透明度を調整する

透明度を調整する

透明度を調整する

「フィルター001」レイヤーを選択し「透明度」を「50%」に設定します。

見比べる

これで元の写真より少し光ってる風になってきました。写真が小さいので少しわかりづらいですが、比較のため2つの写真をのせときました。
ライトの明るさを目立たせたい時はこういうやり方でできるということですね。

元写真

元写真

フィルター001をかぶせた場合

フィルター001をかぶせた場合

最終調整

新規レイヤーを追加

新規レイヤーの作成

新規レイヤーの作成

「フィルター002」レイヤーを新規に作成します。

ぼかし

多角形選択ツール

多角形選択ツール

「フィルター002」レイヤーを選択しツールパネルから多角形選択ツールを選びます。

多角形選択ツール

多角形選択ツール

多角形選択ツールのぼかしを「5px」に設定します。「5px」と入力してください。

多角形選択ツール

多角形選択ツール

多角形選択ツールで海の部分を選択します。

多角形選択ツール

多角形選択ツール

次はオプションパネルのぼかしを「30px」にします。

多角形選択ツール

多角形選択ツール

以下のキーを押しながらビル全体を囲みつつ、一部海の部分と選択エリアを重ねます。

  • Macの場合:「shift」 + 「option」
  • Windowsの場合:「Shift」 + 「Alt」

多角形選択ツール

多角形選択ツール

選択部分を白く塗り潰します。メニューの編集塗りつぶしと選択してください。

多角形選択ツール

多角形選択ツール

内容にホワイトを指定してOKボタンをクリックしてください。

多角形選択ツール

多角形選択ツール

これで共通部分が白く塗り潰されました。

多角形選択ツール

多角形選択ツール

最後に「フィルター002」レイヤーの透明度を70%にします。 「70」と入力してください。

白黒画像に

夜景を虹色に輝いている風に加工

夜景を虹色に輝いている風に加工

ここまでの作業で画像のような状態になっていると思います。ここからは全体を白黒画像にしていきます。

チャンネルミキサー

チャンネルミキサー

全てのレイヤーを白黒にするために今回は新たにチャンネルミキサーという新しいレイヤーを作ります。メニューからレイヤー 新規調整レイヤー チャンネルミキサーの順で選択してください。でてくるダイアログについてはそのまま「OK」ボタンをクリックしてください。

白黒画像に

白黒画像に

属性パネルモノクロにチェックをいれてください。RGBについてはR:30G:60B:10に設定します。

白黒画像に

白黒画像に

これで下のレイヤーも含めて白黒画像になりました。

色づけ

ここまでくればあと少しで完成です。

色付け

色付け

色付け用に新規のレイヤーを作成します。「フィルター003」というレイヤーの名前にしときます。

描画モード:オーバーレイ

描画モード:オーバーレイ

新しく追加した「フィルター003」の描画モードオーバーレイに変更します。

ツールパネル:ブラシツール

ツールパネル:ブラシツール

ツールパネルからブラシツールを選択します。

ツールパネル:描画色

ツールパネル:描画色

カラーピッカーを開くために描画色をクリックしてください。

カラーピッカー

カラーピッカー

カラーピッカーが立ち上がりました。このカラーピッカーを見るとなんかPhotoshopを使っている気になるのはボクだけでしょうか?(笑)

RGBで色指定します。R:130G:30B:130と設定します。


ソフト円ブラシ

ソフト円ブラシ

ソフト円ブラシの直径を150に設定します。設定後左から順に色をつけていきます。このまま同じ手順で虹色に着色します。

ブラシで色付け後

ブラシで色付け後

着色が終わりました。ここがけっこう難しいですね、センスが必要です。今回はあくまでサンプルなのでザクっとすませておきます。

トーンカーブ

トーンカーブ

最後にトーンカーブで調整します。トーンカーブの使い方についてはPhotoshopのトーンカーブで柔らかい画像に加工する方法を参考にしてください。

Photoshopで夜景を虹色に輝いている風に加工する方法

Photoshopで夜景を虹色に輝いている風に加工する方法

完成しました。今回は本当にざざっとした感じで仕上げを終わってますが、色付けを丁寧にやればきれいな虹色になります。