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間違いやすい日本語5選!vol.001

間違いやすい日本語5選!

日常なんとなく使っている言葉や言い回しでも実は間違えていて恥ずかしいということが多々あります。そんなよく聞く言い間違えをシリーズで紹介していく「間違いやすい日本語5選」vol.001は「頭を下げる思い」「興奮さめやまない」「手と手をとって」「買いかぶりすぎ」「頭の先から爪のさきまで」の5つをご紹介します。

頭を下げる思い

これは正しくは頭が下がる思いです。頭が下がる思いとは相手に対して感服したり、敬服している状態のことを表す言い回しで、「毎日早起きして町内の掃除をやってもらってて頭が下がる思いです。」とか「人の嫌な仕事を積極的に引き受けてもらって頭が下がる思いです。」なんていう風に使います。

ただ頭が下がる思いについてはよく言い間違いを耳にするだけではなく、使っているシチュエーションに違和感がある時があります。どんなシチュエーションかというと、目上の方に対して直接言っている時です。「部長、頭が下がる思いです。」これは実は失礼な表現になることが多いので、あまり使わないようにしましょう。

興奮さめやまない

興奮さめやまないはただしくは興奮さめやらない興奮冷めやらぬです。「興奮がさめやらない」や「興奮冷めやらぬ」とはそのままの意味で興奮がさめない、興奮したままであるということを表す言い回しです。とはいえ最高潮の興奮状態かというと、最高潮からは少し覚めたけど、普通ではない状態のことを指します。「うわぁ〜すごかったなぁ・・・。」みたいな興奮の余韻がある状態のことですね。

手と手をとって

手と手をとってではなく、手に手をとってです。「手に手をとって」とは「手に手を取る」の連用形に「て」という接続しがついた表現なのですが、意味としては一つは親愛の情を表す、もう一つは親身に丁寧に教えることなどを表します。「手に手をとって生きていく」「手に手をとって導いた」なんていう風に使います。

買いかぶりすぎ

「いやぁ〜それは買いかぶりすぎですよぉ〜」なんて言ってる人をよく見かけます。これどこが変かというと、「すぎ」がいらないのです。「買いかぶり」だけで十分です。言葉とおかしいかといえばおかしくないのですが、買いかぶりだけで十分です。さて「買いかぶり」の意味ですが、実際の実力や価値以上に過大評価されている様のことをあらわします。

頭の先から爪のさきまで

頭の先から爪のさきまではどこがおかしいと思いますか?これは正しくは頭の天辺(てっぺん)から足の爪先までが正しい表現です。意味としては体全体のことを指します。「全身びしょぬれになった」と「頭の天辺(てっぺん)から足の爪先まで雨で濡れた」は同じ意味合いですね。「頭の天辺(てっぺん)から足の爪先まで」は体全体・全身を表す言葉だと覚えておいてください。