ここまで水槽と濾過器というアクアリウムの設備としては主役の2つの説明をしてきましたが、今回はヒーターです。人もエアコンや着衣で調整するように、お魚などの生物も水温の調整をしてあげなければいけません。実際自然界では寒い冬の時期に暖かい地域に映ったり、水温変化の少ない深いところに移動したりします。逆に暖かい時期は岸に違いところまででてきたりします。
アクアリウムの場合は環境をお魚さんが自ら移ることはできないので、ヒーターやクーラーで温度調節してあげます。今回はそんな温度調節のためのヒーターについてAzumacchiに教えてもらいます。
ヒーターの選び方
シュレさま
Azumacchi
シュレさま
いやさ、できればヒーターだけじゃなくてクーラーの話も温度調整ってことでやりたいんだよ。
Azumacchi
シュレさま
まぁ、あまり長くならないんだったら良いけどね。。。
Azumacchi
シュレさま
うん。まず、ヒーターとかクーラーで温度調節が必要な理由から説明するね。
Azumacchi
シュレさま
まずさ、魚をはめとする水中の生き物はさ、水温が安定せずに上がったり下がったりすると体力が落ちてしまうんだよ。
Azumacchi
水中の生き物は温度が安定しないと体力を消耗する。
シュレさま
よくないよ。例えば魚だと体力が落ちると寄生虫とか病気にかかりやすくなるんだよ。人もそうでしょう?体力が落ちてる時に風邪ひきやすくなったりね。
Azumacchi
魚は体力が低下すると寄生虫とか病気にかかりやすくなる。
シュレさま
あ・・・そうだね。まぁそれはさておき、とにかくアクアリウムでお魚をうまく育ててあげるには温度調整は必須なんだよ。
Azumacchi
アクアリウムでうまく魚を飼うには温度調整は必須。
シュレさま
シュレ様ちょっとまって。その前にヒーターといってもいろいろあるから、まずはヒーターの種類を説明するよ。
Azumacchi
アクアリウムの水槽用のヒーターにはいろんな種類がある。
シュレさま
まずはオートヒーターね。オートヒーターってのは最初から設定されてる温度があって、その温度に自動で調整してくれるヒーターなんだよ。23度用とか26度用ってのがあるんだけど、設定温度が初期設定から変えられないのが難点だね。
Azumacchi
オートヒーターはあらかじめ設定されている温度に自動で調整してくれるが、設定温度の変更はできない。
シュレさま
そうだね。あとサイズ的にもどうしても大きいものが多いんだよ。ただ、比較的安価なものが多いよ。まぁあれだね、よくいうエントリーモデルってやつだよ。
Azumacchi
オートヒーターは大きいのものが多いが安価な傾向にある。
シュレさま
うん、次はヒーターとサーモスタットが一緒になってるものがあるね。
Azumacchi
ヒーターにはサーモスタットが一体になったものがある。
シュレさま
シュレさまサーモスタットはね、温度を自由に設定できて、ヒーターをコントロールしてくれる道具って覚えといて。
Azumacchi
サーモスタットは設定した温度に合わせてヒーターをコントロールしてくれる。
シュレさま
なるほどね。オートヒーターじゃなくてサーモスタットとヒーターの方が良いところってあるの?
あるよ。オートヒーターって温度の設定を変えられなかったでしょ?サーモスタットはそれができるんだよ。
Azumacchi
サーモスタットは温度設定が自分でできる。
シュレさま
え?w まー聞き流すとして。いろんな魚なんかを飼いだすと、その魚に合わせてこまめに設定温度を変える必要性がでてくる時があるのと、違う魚を違う水槽で飼う場合にも使えるよね。
Azumacchi
サーモスタットだと環境や状況に合わせて使いまわせる。
シュレさま
たしかにね。他にサーモスタットだと良いところあるの?
次はデメリットかな。1つ目のデメリットはサーモスタットが壊れるとヒーターの制御ができなくなる点かな。
Azumacchi
シュレさま
サーモスタット内臓だとサーモスタットが壊れるだけで、ヒーターも買い替えなくちゃいけなくなる。
Azumacchi
デメリットは2つ。1つはサーモスタットが壊れるとヒーターのコントロールができなくなる点。もう一つは内蔵型だとサーモスタットが壊れた場合にヒーターごと買い替えが必要になる点。まぁテレビデオみないなものさ。
シュレさま
ってシュレさまみたいに言う人がいるよね。そこで次はヒーターとサーモスタット分離型。
Azumacchi
シュレさま
Azumacchi
ヒーターとサーモスタットが別になった商品もある。
シュレさま
まぁ、これは単純にヒーターとサーモスタットを別々に買うだけなんだけどね。まーまとめてパッケージになってるのもあるけど。
Azumacchi
シュレさま
単純な話だけど、良い点もあるよ。それぞれ予備を買っておけば、壊れてもすぐ対応できるよね。
Azumacchi
ヒーターとサーモスタット別体型は予備を用意しやすい。
シュレさま
たしかにね。ただそれだけじゃな・・・一体になってるのも高くつくのかもしれないけど、予備買っておけば良いじゃん。
Azumacchi
シュレさま
はい。。。別体型だと圧倒的にカスタマイズ性が高いよね。だから玄人になってくると別々に購入してうまく調整してる人が多いよ。
Azumacchi
ヒーターとサーモスタットを別々に買うとカスタマイズ性が高い。
シュレさま
急ぐね。。。シュレさまは初心者だからオートヒーターでって言いたいところだけど、おそらくまだ飼いたい魚決まってないだろうから、別体を進めるよ。扱いはそれほど難しくないしね。
Azumacchi
シュレさま
Azumacchi
シュレさま
Azumacchi
シュレさま
とりあえず、ヒーターの種類は分かったよ。早く選び型教えてよ。
いいよ。ヒーターを選ぶポイントは水槽サイズっていうか水量に合ってるかどうかだね。
Azumacchi
ヒーターは水量に合わせて選ぶ。
シュレさま
ところでヒーターって水槽のときみたいに、LとかMとかってサイズで決まってないんだよね?
Azumacchi
シュレさま
「だね。」じゃなくて、どういうサイズで決まってるのか教えてよ。
はいはい。ヒーターはW(ワット)でサイズが決まってるんだよ。50Wのヒーターより100Wのヒーターの方が大きいサイズということになる。
Azumacchi
ヒーターは水量に合わせて選ぶ。
シュレさま
水量とヒーターには大体の基準値みたいなのがあって、例えば40cm(横幅)で水量が30リッター以下なら75Wヒーターとかね。
Azumacchi
シュレさま
なるほどね。ボクが選んだ水槽だとどれくらいがいいの?
Azumacchi
あ、あとヒーターが思ったより長くなっちゃったんで、クーラーについては次回にするよ。
Azumacchi
ヒーターは水量に合わせて選ぶ。
水量に応じたおすすめヒーター
水量 |
水槽サイズ |
推奨W(ワット) |
おすすめヒーター |
10L以下 |
30cm以下 |
50W以下 |
スタンディ 36 [観賞魚用ヒーター] |
30L以下 |
40cm以下 |
75W |
スリーエスヒーター 75W |
35L以下 |
45cm |
100W |
NEWプロテクトプラス 100W NHS-071 |
60L以下 |
60cm |
150W |
NEWプロテクトプラス 150W NHS-072 |
100L以下 |
5cmキューブ 60cmワイド |
200W |
NEWプロテクトプラス 200W NHS-073 |
150L以下 |
90cm |
300W |
セーフカバーナビパック SH300 |
ヒーターの目的と選び方まとめ
さて、今回はアクアリウムの水槽ヒーターの選び方でしたが、Azumacchiの説明はいかがでしたか?残念ながらボリュームが多かったのでクーラーは次回の記事で説明します。ヒーターについて分からないところとか聞きたいところはいつでもコメントください。最後にヒーターの選び方をチェックリストでまとめておきましたので、参考にしてください。次回はアクアリウム水槽のためのクーラーの選び方です。
アクアリウムにおけるヒーターの目的
- 水をあたためて水温をあげるため
- 水温をあげるだけはなく水温を安定させるため
アクアリウムにおけるヒーターの選び方
- ヒーターはオートヒーターとサーモスタット内蔵型、サーモスタット・ヒーター別体型がある
- ヒーターは水量や水槽サイズに合わせて選ぶ
- ヒーターのサイズはW(ワット)で見る
Azumacchiおすすめの水槽5点セット
最後にシュレさま希望の90cm×45cm×45cm水槽がセットになった商品も紹介しときます。