アクアリウムハジメマシタ!!

アクアリウムで相性の悪い観賞魚10選!!

アクアリウムで相性の悪い観賞魚10選!!

アクアリウムで楽しい水槽は、なんといっても色々な種類の魚を一緒に泳がせる混泳水槽ですよね。優雅に泳ぐエンゼルフィッシュを中心に、すばしこい魚が泳ぐ水槽など見ているだけで嬉しくなります。とはいえ、魚たちも生き物ですから、相性の合う合わないも当然あるんです。今回はアクアリウムで相性の悪い観賞魚10選ということで、淡水・海水を問わず魚の相性問題を解説していきます。

フグ・スマトラとヒレの長い魚

アベニーパファー

スマトラ


エンゼルフィッシュグッピーのようなヒレの長い魚は、アベニーパファーのようなフグの仲間を一緒に飼育するとヒレを齧られることがあります。フグの仲間は満腹だとしても、目の前にフラっと現れたものを反射的に噛む習性があって、致命的にはならなくとも魚の体が痛み、感染症などの元になります。もちろん空腹になると、よりヒレを齧る悪癖が強く出るので、数日家を留守にした後、大惨事になっていることもままあります。

また、鯉の仲間で観賞魚としてとてもポピュラーなスマトラも、長いヒレの先端を齧る習性があるので、フグと同じようにエンゼルフィッシュやグッピーといっしょに飼育してはいけません。

同種ではげしく争う魚

ベタ

ブラックゴースト

コップで飼える魚として有名なベタは、オス同士の争いがはげしく、どちらかが死に至ることもあります。そのため絶対にオス同士を一緒に飼育してはいけません。また、ベタに近縁なパラダイスフィッシュの仲間も同様にオス同士は激しく争います。

全身がヒレになったような特異な姿で人気の高いブラックゴーストも、幼魚の内は大人しいのですが、成長とともに同種同士で激しく争います。のんびりとした顔とは裏腹に、とても気が強い凶暴な魚です。

タツノオトシゴ・ヨウジウオと他の魚

オイランヨウジ

一見魚にはとても見えない姿をしたタツノオトシゴや、近縁種のヨウジウオの仲間は人工飼料に餌付かない魚で、冷凍かあるいは生きたブラインシュリンプやイサザアミを与える必要があります。さらに、泳ぎ方と口の形から分かるように餌を食べるスピードがとてものんびりとしている魚です。

基本的には他の魚が入っていない専用の水槽か、タツノオトシゴにくらべてサイズの小さいヨウジウオなら、プランクトンが豊富に湧いていて餌を与える必要のないサンゴ水槽などで飼育します。

カラッパと巻き貝

マルソデカラッパ

アクアリウムで相性の悪い観賞魚10選!!

時折アクアリウムショップで販売されているカラッパというカニの仲間は、饅頭のような体型がユーモラスで可愛らしいのですが、巻き貝を捕まえて食べてしまいます。

右のハサミが巻き貝割り専用に特化した形状をしていて、このハサミを使って缶切りのようにクルクルと巻き貝を割ってしまいます。飼育する上では、魚の切り身や人工飼料なども良く食べてくれるのですが、やはり巻き貝が好物のようで、一緒に入れるとすぐ食べられてしまいます。

スズメダイの仲間

コバルトスズメダイ


ロイヤルダムセル

海水の観賞魚としてポピュラーなスズメダイの仲間も、水槽に入れるときは要注意です。スズメダイは海水魚らしい爽やかな色合いとお手頃な価格、さらには丈夫で飼いやすいと良い点も多い魚なのですが、店頭で販売されているのは大抵小さな幼魚です。

ところが成長にしたがってとても気が強くなっていき、同種はもちろん、水槽内の他種の魚も襲うようになってしまうんです。丈夫で安価なため、水槽の立ち上げ時に導入することが多いのですが、成長して持て余してしまうことも・・・

唯一、デバスズメダイか近縁種のアオバスズメダイが大人しく、同種や他の魚と争うことも少ないでしょう。

エンゼルフィッシュと小型魚

エンゼルフィッシュ


グッピー


すらりと伸びたヒレが優雅で、これぞ熱帯魚という佇まいから人気の高いエンゼルフィッシュですが、実は気の強い種類が多いシクリッドの仲間です。同種でも、数を多く飼育しないと小競り合いをする場合が多いのですが、何よりも、口に入る大きさの魚なら食べてしまう点が問題ですね。

500円玉程度の可愛らしいサイズの内は問題ありませんが、エンゼルフィッシュは成長すると大きいものでは15cmほどになります。そうするとグッピーネオンテトラ程度なら口に入ってしまうので、捕食してしまうことがよくあります。

チョウチョウウオ・ヤッコとサンゴ

ミゾレチョウチョウウオ

ツツウミヅタ

チョウチョウウオヤッコの仲間は、サンゴ、特にLPS(ラージポリプストーンコーラル)と呼ばれる仲間を食べてしまいます。LPSの体の構造は炭酸カルシウムの骨格の表面に、共肉という組織が乗っているのですが、この共肉の部分を突付いてしまうんですね。

チョウチョウウオやヤッコの仲間は人工飼料への餌付けが難しい魚として知られていますが、それは自然界でもサンゴ類を捕食しているからなんです。そのため、多数の種類がいるチョウチョウウオ、ヤッコの中でも餌付けが難しいとされる種類ほどサンゴ捕食の危険が高いと言えます。

チョウチョウウオ、ヤッコを飼育する際には、病気発生時の対処問題もあることから、専用の水槽を設け、魚だけを飼育することをオススメします。

金魚と小型魚

金魚

メダカ

金魚メダカなど小型魚を一緒に飼うこともオススメできません。金魚は大きくなると30cm以上になりますが、口に入るものはなんでも食べてしまいます。また、金魚は活発で動きも激しいので、小型魚と一緒に飼育すると小型魚が餌を取れなくなるでしょう。

金魚は金魚だけで、単種の水槽を設けましょう。

ロックシュリンプとその他の魚

ロックシュリンプ

あまりメジャーではないかもしれませんが、ロックシュリンプという5cmほどの大型のヌマエビの仲間がいます。通常のヌマエビは苔や人工飼料を食べてくれるのですが、ロックシュリンプは前足がハケのようになっていて、これで水の中の有機物プランクトン濾し取って食べるという特殊な生態をもっています。とはいえ水流に乗せた細かい人工飼料などはよく食べてくれます。

この特殊な生態からロックシュリンプはそもそも飼育が難しいエビなのですが、他の魚を泳がせている水槽に入れるとまったく餌が取れなくなり、大抵の場合は餓死してしまいます。

また近縁種にはアフリカンロックシュリンプという、20cm近くに成長する大型種もいるのですが、こちらも生態はほぼ同じであり、また体が大きいのでレイアウトを崩してしまいますから単独飼育が相応しいでしょう。

アフリカンシクリッドとその他の魚

アーリー

アフリカのタンガニーカ湖、マラウィ湖を原産とするアフリカンシクリッドの仲間は、淡水魚でありながらまるで海水魚のような綺羅びやかさがあって人気の熱帯魚です。ところが、アフリカンシクリッドの原産であるタンガニーカ湖、マラウィ湖ともに、水質がpH7.7~8.6というアルカリ性です。

同じシクリッドでも南米原産のエンゼルフィッシュが好むのはpH6.0~7.5と弱酸性から中性の水質ですから、好む水質がまった違うことが分かりますね。そのため、アフリカンシクリッドの仲間は基本的に、アフリカンシクリッド同士でしか混泳させることができません。


観てもらいたい動画!!