アクアリウムハジメマシタ!!

釣ってきた海水魚を上手に自宅の水槽で飼う方法

釣ってきた海水魚を上手に自宅の水槽で飼う方法

自宅でアクアリウム、今回は釣ってきた海水魚を上手に自宅で飼う方法です。ショップで買ってきたお魚さんを自宅でアクアリウムするのはおもしろいに違いないのですが、釣ってきたお魚を飼うというのもまた、違った面白さがあります。自然の海の中で野生として過ごしていたお魚さんが徐々になついていってくれるところなんか感動ものです。ただ、海で釣ったお魚をうまく自宅でアクアリウムするためには準備から水槽にいれるまで、いろいろポイントがあります。このポイントさえを押さえれば、釣りで釣った魚を飼うこと自体はそれほど難しくありませんので是非チャレンジしてください。

持ち帰る準備

道具を用意しておく

まずは釣りに行く前日までに道具を準備しておきます。具体的にはクーラーボックス・乾電池式エアポンプ・投げ込み式ろ過器の3つは絶対に必要になります。釣り場から距離がある場合は活性炭なども用意しておくと安心して家まで魚を持って帰りやすくなります。

クーラーボックス

クーラーボックスは魚を入れる水を海から汲むので、その海水温度が大きく変化しないように、極力安定した環境で魚を運ぶために必要です。

クーラーボックスはエアポンプを取り付けられるタイプのものを選んで購入します。

乾電池式エアーポンプー

乾電池式エアポンプを用意はしたけれど乾電池を忘れてしまったり、充電式の乾電池の場合、充電をし忘れていたりと言うことがよく起こります。前日に一度エアポンプの電源をオンにして動くかどうかチェックするとともに、予備の乾電池を持っていくと安心です。特に遠距離の場合は念のために予備を準備しておきましょう。

投げ込み式濾過機

自宅から近距離の釣り場なら問題ありませんが、長距離になってくると釣った魚も長時間クーラーの中で過ごすことになります。長時間魚がクーラーの中に入ると排泄物なんかで水が汚れてしまいます。その汚れを少しでも防ぐために投げ込み式ろ過器を忘れずに持っていきましょう。

活性炭

長距離の場合に魚を元気に持って帰るためにはとにかくクーラーボックス内の水質がポイントになります。長距離の場合は活性炭も持っていくと水質の悪化を防ぐことができます。

魚が釣れた場合

なるべく手で触らない

釣った魚を手で触らないほうがいい理由としては2つあり、1つは人間の手の温度が高いため魚には良くありません。もう一つはあまり手で触ると魚の体表の粘液が取れてしまい魚が病気にかかりやすくなります。

クーラーに入れて魚の状態を確認

クーラーに入れてからしばらくしたら魚の状態を確認します。確認するポイントとしては魚が仰向けになってないか、魚が横たわって浮いたり沈んだりしていないか、魚がきちんと泳いでいるかの3つです。

もし仰向けになって浮いていたり、横たわって元気がなさそうな場合は持って帰ってもうまく飼えない可能性があるので諦めましょう。

持って帰る途中

酸素が足りているか

帰りの道中ではエアポンプやろ過器がきちんと動作しているか確認してください。エアポンプがうまく動作していないと水中の溶存酸素量が減り、魚が弱ってしまいます。ですのでこまめにパーキングエリア等で確認するようにしましょう。

魚の状態

水中の酸素量が減ってくると魚が酸欠になってしまいます。魚が酸欠になっているかどうかはエラの動きで分かります。少しわかりづらいですが酸欠状態の魚はエラをやたらと動かします。突然魚のエラの動きが激しくなっていたら注意してください。エアポンプがきちんと動作しているのに魚が酸欠になっている場合は、魚の入れすぎの可能性もあるため少し魚を減らしてください。

自宅に着いたら

水槽に入れる準備

海で釣った魚にはいろんな寄生虫がついてしまっています。寄生虫は魚を見ていても気づきませんが、ちゃんとついています。見えないからといってついていないと判断しないでください。

この寄生虫を落とすために海で釣った魚はまずは淡水浴をします。淡水浴はバケツに水道水を入れ10分から15分程度魚を泳がせます。淡水浴でなぜ魚から寄生虫が取れるかというと海水と真水の浸透圧の差で寄生虫が出てきます。

水槽にいれる

淡水浴が終わったらいよいよ魚を水槽に入れます。水槽に入れる際にはいきなり水槽に魚を入れるのではなく徐々に水槽の水に魚を慣らす必要があります。そのために水合わせと言って1時間くらいかけて真水に海水を少しずつ入れながら慣らしていく方法をとります。水合わせが終わったら水槽に魚を入れてあげてください。

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