紅葉の代表格といえばもみじ。秋になれば紅葉狩りにでかける方も多いと思います。さて、あの紅葉なきれいな木のことをあなたはなんて呼びますか?「もみじ?」「カエデ?」そういえば両方聞いたことありますよね。ところでもみじとカエデの違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはもみじとカエデの違いについてです。
もみじとは!?
もみじはもともと何かの樹木を指していた名詞ではなく草木が色づいている様子を「もみぢ」と表現し、そこからもみぢが紅葉するさま、紅葉の代表格がモミジであったことからもみじという単語が定着しました。日本でもみじというとイロハモミジやオオモミジ、ヤマモミジが有名ですが、端的にいうともみじはカエデという大きいグループの中のモミジという一派であると言えます。
カエデとは!?
カエデはムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称のことです。紅葉の代表格ということもあってイロハモミジをはじめその多くは落葉樹ですが、沖縄に自生するクスノハカエデのように一部常緑樹もあります。カエデは日本には26種類存在していると言われていますが、世界には130種近くあるそうです。
カナダの国旗を思い出してください。ど真ん中にカエデが描かれていますが、英語ではMaple(メープル)と言います。実はもみじとカエデを区別して考えているのは日本人だけで、世界ではカエデ属植物はMaple(カエデ)のみという認識です。
とはいえ日本ではカエデといえばハウチワカエデ・コハウチワカエデ・オオイタヤメイゲツなどがカエデとされています。
もみじとカエデの違いまとめ
- もみじはカエデの1グループの総称
- 世界ではもみじとカエデというような区分けはない
- もみじはもともと「もみぢ」という草木が色づいている状態をあらわす単語だった