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食べたら危険なジャガイモの特徴5選!!

食べたら危険なジャガイモ5選

ジャガイモは家庭料理には野菜で、煮ても、焼いても、蒸してもおいしいレパートリー豊富な食材ですね。そんなジャガイモも常備しておきたいために、ついつい買いすぎたり、保存したものがカゴや箱の中に眠っていたりしませんか?保存食のような感覚でいても、野菜ですのでいつまでもは置いておけません。廃棄などにならないように適切な食べどきの期限を把握しておきましょう。
そして、ジャガイモには食べてはいけない部分もあります。そこも知っておきたいところです。

ということで、今回の「食べたら危険な○○の特徴5選!!」はジャガイモの危険な状態を5つ紹介します。

危険なジャガイモの特徴5選とは!?

色が変色している

この場合、様々な理由が考えられます。

皮が緑色に変色している

表面が緑色に変色した場合天然毒素であるソラニンやチャコニンがその部分に多く含まれているので、食べると食中毒になる危険性があります。緑色の部分を全てカットしたり、厚く剥いたりすれば他の部分は食べられます。ただし、中の方まで緑色が多い場合は、やめておいた方が良いでしょう。

中身が赤黒かったり紫色の場合

切った後、しばらくしてピンクっぽくなったり、赤褐色や紫色に変色するのは栄養成分が空気に触れて起こることなので食べても問題ありませんが、切った時点ですでに赤黒かったり紫色になっているようであれば腐敗の兆候が起こっていると言えますので食べるのはやめておいた方がいいようです。

臭いがする

臭いが明らかに酸っぱい臭いなどが出て、その臭いでもう食べられないという感じがします。ジャガイモは通常の状態でしたら、そんなに匂いはないと思いますので、臭いがきつかったり、イヤな臭いの場合は腐っていると判断して良いでしょう。

茶色い液体のようなものが出ている

保管しておいた袋や箱の底にあったジャガイモから茶色い液体が出ていたことありませんか?そうなっていたら、ほぼ腐った状態と言えると思います。切った中身を見れば多分腐って溶けている状態になっているのではないでしょうか。廃棄するしかないと言えます。

芽が出ている

ジャガイモはよく芽の部分は食べられないと言われ、買ったばかりのジャガイモでも芽が出るへこんだ部分はほじったりして取り除くよう注意するように言われていました。それは芽の部分に天然毒素である「ソラニン」という有害物質が含まれており、大量に食べると食中毒になる可能性があるためです。

ですので、芽が出てしまった状態でそれが大きくなっているようでしたら、食べるのはあまりおすすめできません。やめておいた方が安全ではないでしょうか。
芽の部分が小さければ、芽とその根元部分も取り除けば他の部分は食べることはできます。包丁の角の部分などで抉り取ってしまうときれいに根元までとることができます。

食べると苦味やえぐみがある味がする

ジャガイモを食べた時苦かったり、えぐみやしびれがあると感じる原因は、「ポテトグリコアルカロイド」という成分によるものだそうです。これも上記にあげたソラニンやチャコニンという天然毒素の一種で、ジャガイモが元々持っている成分で、表面に傷が付いたり、日光に当たったりすることで、この毒素は増えて体に悪い影響が出るほどになってしまうとのことです。

このような味を感じた場合は、飲み込まずに、すぐに吐き出すようにしましょう。

ジャガイモで食中毒起こさないためには?

ジャガイモに含まれる天然毒素であるソラニン・チャコニンが多く含んでしまったものを食べると、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあります。
どういったジャガイモに含まれているかと言うと

ポイント1
光(日光、蛍光灯)に当たった状態で保存
ジャガイモが変色する場合の緑色に変わった時。ジャガイモは光(日光、蛍光灯)などが当たるとソラニン・チャコニンが増えるとされています。皮の部分が緑色に変色したら、その部分を集めに剥き、中の緑色のところも全部なくなるまで取り除きましょう。
ポイント2
未成熟なジャガイモ
育ち切っていないジャガイモには多く含まれていることもあるので、家庭菜園などでは熟したか十分確認しておきましょう。
ポイント3
傷ついたジャガイモ
傷がついたジャガイモはその部分から、毒素が増えることもあるようです。傷ついたジャガイモは注意して部分的に、または全部取り除きましょう。
ポイント4
芽やその周辺に多く含まれる
じゃがいもに含まれる毒素であるポテトグリコアルカロイドは、芽やその根元に多く含まれており、その周辺の緑色のところにも含まれています。芽やその周辺、根元まできっちり取り除きましょう。
ポイント5
皮の部分
皮の部分は中身のところより多く含まれているので、皮は薄くむかずに、しっかり厚みを持って剥いた方が良いようです。

スーパーなどで買う場合は、ここまで注意する必要はないかもしれませんが、家庭菜園やもらい物、学校で栽培したものなどは注意が必要かもしれません。

どのくらいで食中毒は起こるの?

農林水産省のホームページでは

ソラニンやチャコニンはジャガイモの芽に一番多く含まれています。ジャガイモの可食部分は、100 gあたり平均7.5 mg(0.0075 g)のソラニンやチャコニンを含んでいて、そのうち3~8割が皮の周辺にあります。 一方、光に当たって緑色になった部分は100 gあたり100 mg(0.1 g)以上のソラニンやチャコニンを含んでいるといわれています。

体重が50 kgの人の場合、ソラニンやチャコニンを50 mg(0.05 g)摂取すると症状が出る可能性があり、150 mg~300 mg(0.15 g~0.3 g)摂取すると死ぬ可能性があります。
ジャガイモの食中毒を防ぐには、ソラニンやチャコニンを多く含む芽や緑色の部分を十分取り除くことが大切です。

とされています。

通常のジャガイモの食べられるところに含まれるのは少量ですが、保存状態や芽取りや皮むきなど十分にされていないと危険性が高まるようです。大人より子供の方が体が小さい分、大人では大丈夫な毒素の量でも食中毒を起こす可能性が高まりますので注意が必要です。

小さくて剥きにくいなどと言って皮ごと調理したりしても、ソラニンは200℃程の高温で熱しても、なくなることはありません。芽やその周辺などはきっちり処理しておきましょう。

ジャガイモのおすすめの保存方法と期間

ジャガイモは真夏以外は常温での保存が適切な野菜です。真夏の時は下記の状態で冷蔵庫の野菜室に入れておくと良いようです。冷えすぎると低温障害で色が変わったりするようです。

手順1
土を落とす
土の湿気で傷みが速くなることもあるので洗います。
手順2
新聞紙で包む
数が少量なら1個ずつ包みますが、数が多い場合は新聞紙の上に並べて上から新聞紙を被せておくなども有効です。

気温や湿度により異なりますが、約2週間から1ヶ月ほどと言われています。食中毒のこともありますので、安心して食べるにはなるべく必要な分だけ購入して、早めに食べる方が良いのかもしれません。

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