アクアリウムハジメマシタ!!

「するめ」と「あたりめ」の違いをご存知ですか!?

するめ・あたりめ違い

するめは、軽く炙って噛めば噛むほどおいしい定番のイカのおつまみですね。そして「あたりめ」と書いてあるおつまみはお酒売場のおつまみコーナーには必ず置いてある定番です。どちらもイカのおつまみですが、何か違いがあるのでしょうか。原料や味などで違いがあるかご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはするめとあたりめの違いについてです。

するめとは!?

するめとは、イカの内臓を取り除いて素干しや機械乾燥などで乾燥させた加工食品で、長期保存に向いている乾物の一種です。

スルメイカを使う事が多いのでするめという名前とされていますが、ヤリイカ、ケンサキイカなど他のイカでも作ることができ、スルメイカ以外のイカで作った物が高級品とされる場合もあると言われています。

現在、加工後のものを「するめ」とし、加工前のイカを「スルメイカ」と呼び分けているが、昔には加工前のイカも「するめ」と呼んでいたとされ、するめという言葉に意味があったようだがはっきりとした理由は不明のようだとのことです。
スルメイカは他に「真イカ」や旬の夏には「夏イカ」などとも呼ばれているようです。

日本では結納品や慶事、神事などに縁起物として用いられ、漢字に「寿留女」と充てるとされています。

あたりめとは!?

では、あたりめとはどういったものでしょうか。
あたりめ」とは実は、するめの俗語として使われるようになった呼称とのことです。

江戸時代中期頃から、するめの「する」という部分が財布やお金を盗む意味の「金を掏る」や、賭け事などで「金を擦る(使い果たす)」という語感に通じて、縁起が悪いと考え、縁起をかついで「する」の部分を「あたり」に言い換えた「あたりめ」という言葉が使われるようになったと言われているようです。

同じおつまみに「さきいか」というものもありますが、これはイカやするめをあぶり焼きから引き伸ばして裂いた加工食品のことで、漢字では「裂き烏賊」という字が当てられているようです。

するめとあたりめの違いまとめ

  • するめとあたりめは同じもの
  • スルメイカを使って加工したことからするめと呼称されるようになった
  • ケンサキイカやヤリイカなど他のイカで加工されたものもするめと呼ばれる
  • あたりめはするめの俗語で、縁起をかついで「する(擦る・掏る)」の部分を「あたり」に言い換えた