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「海上自衛隊」と「海上保安庁」の違いをご存知ですか!?

「海上自衛隊」と「海上保安庁」の違いをご存知ですか!?

海上自衛隊といえば、日本の海を守る陸海空の自衛隊の1組織ですね。一方海上保安庁は、118番通報で海難事故に駆けつけてくれる海の安全を守っているイメージです。ではこの海上自衛隊と海上保安庁、正確にはどう違う組織なのかご存知ですか?というこで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは海上自衛隊と海上保安庁の違いについてです。

海上自衛隊とは!?

海上自衛隊というのは皆さんご存知のとおり、防衛省に属する陸海空とある自衛隊の海上を担う部門です。では海上自衛隊の任務とは何なのかというと、日本という国に対する武力攻撃からの防衛が主な任務で、必要によっては公共の秩序の維持という名目で災害発生時の救助活動復興支援を行っています。

海上自衛隊は旧日本海軍の将校が中心となって設立されたそうです。一方、海上保安庁は旧日本海軍の予備士官が中心で設立したそうで、その組織の成り立ちにも違いがあります。かつては海上自衛隊と海上保安庁の間には軋轢があったそうですが、1999年の能登半島不審船事件を契機に協力体制が深まりました。

海上保安庁とは!?

一方の海上保安庁国土交通省に属する機関で、任務は海難救助から海上交通の安全確保、治安維持まで多岐に渡ります。つまり、海上保安庁は海の警察というわけですね。災害の発生時や、不審な船舶の侵入など治安維持活動では、まず海上保安庁が出動して対応します。このあたりは陸上の警察と一緒ですね。

海上保安庁で対応できない事態が発生した場合、海上自衛隊に任務が引き継がれます。つまり、不審な船舶が侵入した段階では海上保安庁が対応しますが、もし不審な船舶が発砲してきたり、危険な重火器を装備しているような場合には海上自衛隊の出番というわけです。このように海上保安庁で対応出来ない時に海上自衛隊が出動することを海上警備行動と言い、防衛大臣が発令します。

このように海上自衛隊と海上保安庁の任務は密接に関係しています。近年では日頃から合同の訓練を行い、非常時に円滑な連携が図れるようにしているそうです。

海上自衛隊と海上保安庁の違いまとめ

  • 海上自衛隊は武力攻撃から日本を守ることが主な任務
  • 海上保安庁は海難救助から治安維持まで行う海上の警察のようなもの
  • 海上保安庁で対応できない事態に、海上自衛隊が海上警備行動をとる

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