お腹が弱くてトイレに籠もる時間が長い人にとって、ウォシュレット(温水洗浄便座)は欠かせない存在だと思います。ところが最近引っ越した部屋のトイレにウォシュレットが付いていませんでした・・・
店頭で買って取り付けを依頼しようかとも思いましたが、調べてみるとどうやらそんなに難しい作業ではなさそうです。今回はD.I.Y.ということで、通販で購入したウォシュレットを自分で取り付けてみました。
今回取り付けたウォシュレット
今回取り付けしたウォシュレットは東芝 温水洗浄便座 クリーンウォッシュ パステルアイボリー SCS-T160です。ウォシュレットとは正確にはTOTOの登録商標で、他のメーカーでは違う名称で呼ばれていますが、今回はわかり易さを優先してウォシュレットと呼ぶことにします。
東芝のSCS-T160は、通販ではおおよそ15,000円程度とお手頃な価格で販売されている機種です。とはいえ温水洗浄や暖房便座、脱臭機能といった必要な機能はしっかりと搭載されています。
必要な工具
今回、実際に商品を入手してから分かったのですが、別途必要な工具はマイナスドライバーだけでした。その他の必要となる工具は簡単な物が付属していて、十分に事足りました。
特殊な工具が必要だと取り付けの敷居がグッと上がってしまいますが、マイナスドライバーならどのご家庭にも一本ぐらいは用意があると思います。
取り付けの手順
作業に入る前に
ウォシュレットの取り付け作業に入る前に、トイレの水道元栓を締めましょう。便器のタンクに繋がっている配管に水栓が付いています。水栓に付いているマイナスネジを、マイナスドライバーで締めておきます。
ウォシュレット本体の取り付け作業
まずは便器に付いている便座を取り外します。便座の蝶番の根本2箇所がネジになっていて、便座の裏からナットで固定してあります。
便器を下から覗くと、便座がプラスチック製のナットで固定してあります。ウォシュレットに付属しているボックスレンチで左右2箇所を取り外します。
ナットを外すと、便座が取り外せるようになります。外した便座は綺麗に掃除して仕舞っておきましょう。元の便座取り付け穴を利用してウォシュレットを取り付けていきます。
ウォシュレット本体を固定するための本体固定プレートを、取り付けボルトとボックスレンチを使って便器に固定します。この後ウォシュレット本体をプレートにはめ込んでから位置の調整が必要になるので、ここでは仮固定にしておきます。
本体固定プレートに、ウォシュレット本体を取り付けます。ウォシュレット本体を取り付け後、前後の位置を調整して取り付けボルトのナットを締め込みしっかりと固定します。これでウォシュレット本体の取り付けは完了です。つづいて水道の配管作業に入っていきます。
水道配管作業
最初に締めた水道の元栓から、便器のタンクに繋がるホースを付属のレンチで外します。水栓についている古いパッキンは外して処分します。
1で外したホースと水栓の間に、ウォシュレットに水道を接続するため付属の分岐金具を取り付けます。接続部のパッキンを忘れないように注意し、各金具はレンチでしっかりと締め付けます。
付属のホースのうち、長いホースを使って水栓とウォシュレット本体を繋ぎます。パッキンを忘れずにレンチでしっかりと締めます。ホースを接続したら水栓をマイナスドライバーで開け、水漏れが無いか確認しましょう。
電源の接続と動作確認
最後に電源を接続します。必ずアース線を接続してからコンセントを刺しましょう。万が一漏電が発生しているとき、コンセントを先に刺すと感電の恐れがあります。
電源投入後、取扱説明書の手順に従って動作確認を行えば作業は完了です。
今回のウォシュレットの取り付けは、説明書を読みながら行っておよそ30分ほどで出来上がりました。付属の説明書はイラストを交えてとてもわかり易く取り付け方法が解説されているので、
このページと合わせて読んでもらえれば問題なく取り付け可能だと思いますよ!