クレヨンとクレパスと言われても同じものを思い浮かべてしまいませんか?ボクは同じものしか思い浮かべられませんでした(笑)。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはクレヨンとクレパスの違いについてです。
クレヨンとは!?
クレヨンって言われるとあの少しねっとりとした、たくさんの色がある棒状のものを思い浮かべませんか?実はあれをクレヨンと呼ぶのは日本だけらしいのです。フランス語ではパステルと呼びます。クレヨンは蝋を溶かして顔料、いわゆる色です、を混ぜて冷やし固めて作ります。クレヨンは色鉛筆と違い削らなくて良いのでお手軽に絵を描いたり色をつけたりできる上に、比較的無害なものが多く幼児から小学生低学年のお子様にも安心です。
クレヨンはフランス語の「craie(白亜)」と接尾辞「on(小片)」が組み合わさった言葉で、元々は白亜の産地であるクレタ島のクレタが発祥の普通名詞です。ちなみにフランスではクレヨンというと色鉛筆のことを指すようです。
クレパスとは!?
クレパスはサクラクレパスの登録商標です。まぁ、商品名みたいなものです。普通名詞としてクレパスのことを言いたい時はオイルパステルになります。クレヨンが少し固めで線を描画するのに向いているのに比べて、オイルパステルは柔らかい分塗りに向いています。オイルパステルがクレヨンに比べて柔らかいのは液体油や体質顔料が製造過程で含まれるからです。
クレヨンとクレパスの違いまとめ
- クレパスは桜クレパスの登録商標
- クレヨンはパステルでクレパスはオイルパステルと呼ぶのが世界基準
- クレヨンはフランス語では鉛筆のこと
商標が固有名詞みたいになってしまっている言葉
カッターシャツとYシャツ
こちらは少し前の記事で紹介しました。
宅配便と宅急便
宅配便は普通名詞で宅急便はヤマト運輸の登録商標です。
エスカレータ
これももともとは米オーチス社の登録商標でした。現在は権利放棄されているようです。
ホームシアター
なんとホームシアターも富士通ゼネラルさんの登録商標だったようですが現在は無償解放されています。