会社にはいったらできるだけ良好な人間関係を築いて、スムーズに仕事をしたいものです。そのために必要なビジネスマナーとルールの中で今回は報連相について。報連相??ほとんどの方がご存知かと思いますが、報連相とは報告・連絡・相談の頭文字をとって作られた、もはや1つの単語といってもよいほどの仕事にかかせない要素です。そんな重要な報連相のルールとマナーのポイントをまとめました。
報告とは!?報告のルールとマナー!
報告とは途中経過や事実、進捗具合、結果などを伝えることです。報告のマナーとしては上司や先輩にまずは「いつ」「どれくらいの時間で」「何について」報告したいのか事前に伝えて相手から許可をとってください。自分都合で押しかけて一方的に報告するのは失礼です。具体的には以下のような感じで良いと思います。
報告のマナーとルールチェックポイント
- 伝えるべき用件が手短にまとまっているか?
- 長期案件は中間報告ができているか?
- 結論を先に伝えるつもりでいるか?
- 結論の次は経緯や状況などの事実を伝える予定か?
- 個人的な意見を後回しにしているか?
連絡とは!?連絡のルールとマナー!
連絡とは基本的には事実と予定を伝えることです。特に連絡においてはスケジュールや内容の変更点を伝えることが多くなります。連絡に関しては最近ではメールに代替されるケースも増えてきています。なぜなら複数人に対して共通の内容が多いからですね。とはいえ特定のだれかに連絡を直接口頭で行う場合は報告と同じく相手の状況を考えて行動してください。
連絡のマナーとルールチェックポイント
- 連絡するべき内容は勝手に判断せず、全て細かいことまで伝えているか?
- 連絡はメモやメールでの代替も考えているか?
- 連絡すべき内容は常にメモしたりなど忘れないようにしているか?
相談とは!?相談のルールとマナー!
相談とはアドバイスや情報をもらうための前段階のようなものです。トラブルや問題を事前に防ぐために相談が大変重要になります。
相談のマナーとルールチェックポイント
- 相談したいと先に伝えてあるか?
- 何の相談をするのか先に伝えようとしているか?
- 自分の考えやアイデアも用意してあるか?
- 自分で考えるのがめんどくさいなどの理由で相談しようとしていないか?
報連相のポイント7選
最後に報連相全てに通じる大事なポイントを7つ選んで紹介します。報連相をする際にはこの7つのポイントは最低でもおさえて、こころがけましょう。
すぐに報連相!後回しには絶対しない!!
「明日報告しよう」「週明けに連絡しよう」これは絶対避けましょう。もちろん相手の都合もあることですから、直接口頭で伝えられない場合はメールでもかまいませんのでとにかく後回しにしないようにしてください。
直接指示された上司や先輩に報連相!!
報連相の中でもとくに報告と連絡は指示された上司や先輩に直接するようにしてください。「代わりに伝えといて!」これをやめた方が良い理由としてはそもそも伝言ゲームが正確に伝わらない可能性が高いからです。正確性を求められる報連相において、関節的な手段はとらないようにしましょう。
不正確な報連相は最悪!常に正確にをこころがける!!
報連相はとにかく正確であることが聞く側の前提です。「予算を間違えていた」「納品日を間違えていた」など特に数字や日付に関わる内容については細心の注意が必要です。また正確な報連相を心がけると自身の頭の中も整理されてより良い報連相が可能になります。
あいまいな報連相は禁止!なんとなくやあいまいは禁止!!
「おそらく」「たぶん」なんていうあいまいな報連相はやめてください。不明点は不明点としてきっちりと上司や先輩に伝えるようにしてください。「おそらくうまくいくと思います」「たぶん契約がとれます」など本当にフレーズとしてはよく耳にします。聞く側の上司や先輩にも不快感を与えてしまいます。とにかく報連相は具体的に正確にするように心がけてください。
だらだらと報連相しない!報連相は簡潔に!!
何を言いたいのか分からないだらだらとした話は報連相では禁止です。報連相は簡潔に要点をまとめて伝えるように心がけます。口頭の場合はまだしもメールでの長文の報連相は禁止といっても良いほどです。書いている方はよくても、読む方は苦痛でしかありません。メールでの報連相は内容を見やすく、分かりやすく、そして短く伝えるようにしてください。
5W2Hをこころがけて報連相しよう!!
5W2Hとは「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「Why(なぜ)」「What(何を)」「How(どのように)」「How much(いくら)」の頭文字です。この7つをおさえて内容が分かりやすいように報連相を行ってください。
会話の基本は結論から!報連相も結論から!!
報連相だけでの話ではありませんが、仕事での会話は基本的には結論からです。お笑いのようにオチを最後に回してはいけません。結論を先に伝えることで聞く側の心構えができ、なおかつ自身の頭の整理もできます。