お金持ちの遊びというイメージのある芸者遊び、ん?芸妓遊び?なんかどちらか分からなくなってきました。みなさんは芸者と芸妓の違いをご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは芸者と芸妓の違いについてです。
芸者とは!?
芸者とは唄や舞(おどり)や三味線などでお客様の宴を盛り上げ、楽しませる仕事です。海外の人に「日本でイメージするものは?」と質問すると、富士山、忍者、寿司、芸者と多くの人がどれかを答えるケースが少なくありません。
芸者は日本全国で通じる呼び方です。芸者の歴史は古く平安時代から延々と続いているらしく、遊女歌舞伎で有名な出雲阿国なんかも芸者です。しかしながら遊女歌舞伎は過激な肉体表現のため女性が禁止され現代の歌舞伎のように男性のみ舞台にあがれるようになりました。
芸妓とは!?
芸妓とは、芸妓と芸者の違いは基本的には同じものですが、日本全国で通じる芸者とは違い芸妓は京都のみでの表現です。
芸妓は芸子とも書くことがありますが、芸妓の本場京都では芸妓は「げいぎ」だったり「げいこ」だったり読み方が2種類あります。お店によって芸妓とかいたり芸子と書いたりしたり、伝統的にちょっとした使い分けをするケースもあります。
芸妓は三味線・舞い・長唄などの芸と華道や茶道などの教養をともに身に付けた洗練された女性という意味があると一説では言われています。
芸者と芸妓の違いまとめ
- 芸者も芸妓も基本的には同じ
- 芸妓は基本的に京都のみで使われる表現
- 芸妓は芸子とも書き、「げいこ」「げいき」と読む
舞妓とは!?
舞妓さん、または舞子さん。どちらもほぼ同じ意味で使われます。舞妓は芸者や芸妓と違い基本的には踊りだけお客様を楽しませます。一般的に20歳前後までを舞妓さん、それ以上が芸妓さんと呼ぶともいわれています。