地震の大きさを表す時に震度とかマグニチュードってニュースでよく耳にします。ところで震度やマグニチュードの違いってご存知ですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは震度とマグニチュードの違いについてです。
震度とは!?
震度は「震える度」と書くようにある地点での地震の揺れの大きさを表します。この震度は観測所によって震度が変化するので、震源から離れると震度の値は低くなります。この震度ですがなんとびっくり人の体感で決められていたそうです。もちろん現在では計測震度計により自動的に観測して発表しています。
震度は全部で10段階あり「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」に分けられています。震度0が無感、震度1が微弱などと決められています。同じマグニチュードの地震でも震度は場所によって異なるものです。
マグニチュードとは!?
マグニチュードは地震のエネルギーの大きさを表します。震度とは違いマグニチュードは同じ地震であれば場所によって異なることはありません。
マグニチュードは「M3」とか「M5.5」などと表記されますが、マグニチュードの値が1つ上がるとどれくらいの差があるかというと、なんと約30倍の差になるそうです。マグニチュードの値が大きいほど広い範囲で地震を感じることになります。
一般的にM7以上を大地震、M5〜7を中地震、M1〜3を微小地震、それ以下を極微小地震と呼ばれます。
マグニチュードが大きいからといって必ずしも地震が大きいとは限りません。なぜならマグニチュードが大きくても震源が深ければ地表近くでの揺れが少ないこともあるからです。逆に直下型地震などはマグニチュードが低くても大きな揺れがでることがあります。
震度とマグニチュードの違いまとめ
- 震度は地震の揺れの大きさ
- マグニチュードは地震のエネルギーの大きさ
- マグニチュードが大きいからといって震度が大きいとは限らない
東日本大震災と関東大震災
痛ましい自然災害であった東日本大震災と関東大地震の震度とマグニチュードは以下の通りです。
東日本大震災
震度 | 最大震度7 |
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マグニチュード | 9.0 |
阪神・淡路大震災
震度 | 最大震度7 |
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マグニチュード | 7.3 |
関東大震災
震度 | 最大震度7 |
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マグニチュード | 7.9 |