ソーセージ、フランクフルトにおなじみのマスタード。おでんにつけるのはからしです。さて、その違いは??ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズはからしとマスタードの違いについてです。
からしとは!?
和がらしの原料はセイヨウカラシナの種子です。このセイヨウカラシナの種子を粉末状にしてこれにぬるま湯を加えて溶かして練ったものが和がらしと呼ばれています。
とはいえ実は和がらしもマスタードの一種でブラウンマスタードと呼ばれる中央アジア・中国・インド産の褐色の粒です。弥生時代に中国から伝わったのが和がらしの起源ということらしいです。
マスタードとは!?
先ほどの和がらしの話でも少しでてきましたが、マスタードには複数種類あります。具体的にはイエローマスタード・ブラウンマスタード・ブラックマスタードがあります。ここではそれぞれについて紹介します。
イエローマスタード
日本でマスタードというと一般的にはこのイエローマスタードです。原産地はイングランドですが、現在ではカナダ・インド・タイ・オーストラリアあたりで作られていて、ブラックマスタードやブラウンマスタードより大粒です。色が薄いことからホワイトマスタードと呼ばれることもあるようです。味の特徴としてはマイルドな辛みが特徴です。北米でよく使われています。
ブラウンマスタード
ブラウンマスタードはさきほどの和がらしのコーナーでも書きましたが、現在はインドで多く生産されています。粒マスタードもこのブラウンマスタードが使われていて、粉にせずにそのまま使用したものです。
ブラックマスタード
ブラックマスタードは刺激的な辛さと黒っぽい色の粒が特徴です。イタリアやエチオピアで生産されています。日本ではイエローマスタードやブラウンマスタードに比べるとそれほど流通量が多くなく馴染みが少ないですが、インド料理のカレーなどに使われています。
からしとマスタードの違い!!
和がらしとマスタードの違いをまとめました。
- 和がらしの原料はブラウンマスタード
- 和がらしはマスタードの1種
- マスタードは3種類ある
からしやマスタードの意外な利用方法
マスタードはかつては飲食だけでなく利尿剤に使われたり、リューマチの治療などに使われていました。