アクアリウムハジメマシタ!!

「4G」と「5G」の違いをご存知ですか!?

「4G」と「5G」の違いをご存知ですか!?

スマートフォンの電源を入れて、電波を掴むと画面右上の隅に、アンテナピクトといっしょに4GあるいはLTEという表示が出ると思います。これはスマートフォンが掴んでいる電波の種類だというのは、ご存知の方も多いですよね。一方、最近どこの携帯電話キャリアも力を入れているのが5Gというものです。4Gと5Gどちらも電波のことを言っているのは分かるんですが、具体的にはどう違うんでしょうか。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは4Gと5Gの違いについてです。

4Gとは!?

4Gというのは「4th Generation」の略で、日本語では第4世代移動通信システムと言います。以前、携帯電話の通信で主流だった3Gは第3世代移動通信システムという訳です。じゃあLTEは何なの?ということなんですが、LTEは「Long Term Evolution (ロング・ターム・エボリューション)」の略で、もともと3Gと4Gの繋ぎとして生まれた第3.9世代移動通信システムのことを指す言葉でした。

ところが通信電波の標準化を行っている国際電気通信連合が、LTEも4Gに含めて良いという方針を打ち出したため、今ではLTEは4Gの1種ということになっています。

4Gの通信速度は最大1Gbpsと、3Gの最大42Mbpsからかなり早くなりました。ところが通信速度が早い電波は障害物に弱く範囲が狭いという弱点があります。そのため、電波の弱い場所に行くと、スマートフォンが掴む電波が4Gから3Gに切り替わるということもおきますね。

以前はデータ通信が4G、音声通話は3Gという携帯電話が多かったのですが、4G基地局が十分に増えた現在では、VoLTEといって音声通話も4G回線で行うスマートフォンがほとんです。通信速度が早い4G回線のおかげで、音声がクリアではっきりと聞こえるようになりました。

5Gとは!?

一方の5G第5世代移動通信システムのことです。たまに、Wi-Fiの通信規格である5Ghzと混同している方がいますが、Wi-FiのGhzというのは周波数のことで、Generationとは意味が違います。

5Gはサービスが始まったばかりで、どのキャリアも通信基地を増やしている段階なので使える地点はかなり限定的です。ですが5Gの特徴はなんといっても回線速度の速さにあって、最大20Gbpsとも言われています。ただし、4Gよりもさらに電波の届く範囲が狭いため、これから基地局がどこまで増えるかが普及の鍵を握っていますね。とはいえ、5Gの基地局は4Gと比べて、一度に接続できる端末の数がかなり多くなるため、速度が安定しやすくなります。

5Gはその圧倒的な回線速度から、IoT、モノのインターネット接続を加速させるだろうと言われています。日本より先に5Gが普及している中国では、5G回線を使って遠隔操縦する宅配車両がすでに実用化されています。

4Gと5Gの違いまとめ

  • 4Gは第4世代移動通信システム、5Gは第5世代移動通信システム
  • 4Gの通信速度が最大1Gbpsなのに対し、5Gでは最大20Gbpsと圧倒的に早い
  • 5Gはまだサービスが始まったばかりで普及段階

観てもらいたい動画!!