アクアリウムハジメマシタ!!

「ミント」と「ハッカ」の違いをご存知ですか!?

「ミント」と「ハッカ」の違いをご存知ですか!?

みなさん、メントールって成分の名前を聞いたことはありませんか?
多くの方が耳にしたことがある言葉だと思いますが、すこぶる冷涼感が強く頭の先まで「すぅ〜」っとする特徴がありますよね。
今日はそんなメントールといえばミントということでミントについてです。日本ではミント以外にもハッカというものもありますが、みなさんミントとハッカの違いってご存じですか!?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは「ミント」と「ハッカ」の違いについてです。

ミントとは!?

ミントとはシソ科のハッカ属(メンタ属、ミント属)の植物の総称のことで、その多くが多年草ですが一年草のものも一部存在します。
ミントといえば、あの「すぅ〜」っとする冷涼感ですが、あの冷涼感はメントールという物質によるものです。メントールはお菓子や医薬品によく使われているので耳にしたことがある人も多いと思います。

ミントとハッカの一番の違いは先ほども書いたとおり、ミントは総称だという点です。ミントの中には有名なペパーミントやアップルミントなど600種類以上もあると言われています。ただ、ミントといえばスペアミントのことをさす場合が多いそうです。

次のミントとハッカの違いとしては、一般的にミントといえばスペアミントという種類のことを呼ぶ場合が多く、スペアミントはハッカに比べて冷涼感が少なく、香りが強い点があげられます。

ハッカとは!?

ハッカもミントと同じく本来はシソ科のハッカ属の総称のことをさすといわれていますが、日本においてはハッカといえば和種薄荷のことを呼ぶことが多いとされています。

ハッカ(和種薄荷)はミントの中の1つの種類のことで、違いというとハッカは総称ではないという点です。ハッカ(和種薄荷)は日本各地から東アジアにかけて生息していると言われています。メントール以外にもメントンと言われるメントールとよく似た成分も少量ですがあるようです。

ハッカ(和種薄荷)はジャパニーズミントとも呼ばれていて、ペパーミント系に分類されていて、その中でも一番先述のメントールを多く含みます。つまり一番冷涼感が強いということになりますね。ただ、メントールの量が多い分香りについてはミントの方に軍パイがあがるため、オイルなどにはミントの方が適しているようです。

ミントとハッカの違いをまとめ

  • ミントはシソ科のハッカ属でハッカはその中の分類の1つ
  • ミントはスペアミントを、ハッカはペパーミント系の和種薄荷のことを言うことが多い
  • ミントよりハッカの方がメントールの含有量が多く冷涼感が強い
  • ハッカよりミントの方が芳香性が強くオイルに向く