南極と北極の違いってご存知ですか？どちらも寒くてペンギンやシロクマが住んでいるというイメージがありますが、実は全然違う環境なんです。ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは南極と北極の違いについてです。
南極とは！？
南極は地球の自転する軸、つまり地軸の南側を指す言葉です。一般的に言う南極とは南極大陸を指し、日本のおよそ36倍にもなる1,400万k㎡なる大きな大陸です。
南極は表面を分厚い氷で覆われていて、氷の厚さは2.8kmにも達します。南極は北極よりもずっと寒く、－89℃という世界最低気温の記録があります。実はペンギンは北極にはおらず、南半球の南極にしか生息していないんです。
南極大陸は地球上で唯一どこの国にも属していない大陸で、南極条約という条約で領土を主張することは禁止されています。とはいえ様々な国の観測基地があり、日本もかの有名な昭和基地に研究者を常駐させていますね。
北極とは！？
北極はその名のとおり、地軸の北側を指します。北極と南極でもっとも大きな違いは、北極は大陸では無いという点でしょうか。北極周辺の海は厚さ3ｍほどもある氷に覆われていて、この氷塊や北極圏など周辺を含む環境をまとめていわゆる北極と呼びます。
北極圏には周辺国家の島も点在し、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランドといった北欧の国々や、カナダ、アメリカ、ロシアの領土も含まれます。
またいわゆるシロクマは正式にはホッキョクグマと言い、その名の通り北極周辺にしか生息していません。つまりシロクマとペンギンが自然環境で出会うことは無いんです。北極には大陸が無いことから、人間が常駐している設備などはありません。
南極と北極の違いまとめ
- 南極には南極大陸という氷に覆われた大陸がある
- 北極は大陸ではなく、海を覆う氷と北極圏全体を指す
- ペンギンは南極に、シロクマは北極に生息する
