青菜の代表格とも言えるほうれん草。栄養価が高く、昔から健康野菜というイメージがあります。近年人気のスムージーや定番のバター炒め、おひたしとして美味しく食べられています。子供の頃は苦味というかえぐみみたいなものを感じるイメージでしたが、大人の味覚だからなのか、昨今の栽培の改良が進んでいるのか、甘く感じることもあるような気がします。
最近ではスーパーやコンビニで茹でて冷凍されたほうれん草も見かけるようになってきました。生のほうれん草はあまり長持ちしないイメージがあります。そこで、食べたら危険なほうれん草の特徴5選をご紹介します。
食べたら危険なほうれん草の特徴5選とは!?
色が変色している
ほうれん草は傷み始めるとだんだん黄色から茶色へと変色していきます。さらに時間が経つと黒や白への変色していきます。ここまでくると傷みが進みすぎていますので、食べるのはやめておいた方がいいでしょう。
腐敗臭がする
変な臭いがするようですと、腐敗が始まっていると言えます。酸っぱい臭い、腐ったような臭い、かび臭いなどイヤな臭いがする時には、見た目などもほうれん草らしさが失われていると思います。腐っている状態と言えるでしょう。
ぬめりや汁が出ている
葉や茎、根元などにぬめりが出ている場合、傷んでいます。触感的にもそうですが、食べても粘りを感じる時は傷んでいると言っていいようです。食べるのはやめて廃棄してしまう方がいいようです。さらに腐ると茶色っぽい汁が出てくることもありますが、これも腐敗のサインと言えますので火を通せば大丈夫かもとチャレンジせず廃棄することをおススメします。
溶けている
ほうれん草は旬が冬であることからも、暑さに弱い野菜です。時間が経過すると葉先の色が変っていき、溶け出してネバネバした状態になります。これが腐敗が起きた証拠になります。どの野菜でも言えることですが、溶けてくるのは腐敗が最後まで進んだ状態であるとのことです。このような場合は食べないほうが良いでしょう。
生でそのまま食べる
これは必ずしも危険というものではないかもしれませんが、ほうれん草は元来アクが強い野菜です。そのアクに含まれる成分はシュウ酸といい、カルシウムと結びつきやすい性質があるため、体質によっては食べすぎると結石の原因になることもあると言われています。
しかし近年ほうれん草の中に「サラダホウレンソウ」というものが出てきました。このサラダホウレンソウはシュウ酸の量が少なく、火を通すなどのアク抜きをせず生のまま食べられるためサラダやスムージーに向いているようです。
ほうれん草の包装に「サラダ」とついていない普通のほうれん草はアク抜きをしてから食べる方が望ましいと考えます。
ほうれん草のおすすめの保存方法と期間
ほうれん草の旬の時期は冬で、低温な地域などの場所での栽培が適した野菜で、暑さと乾燥に弱いため夏場はすぐにしなしな状態になり傷みが早いようです。常温よりも冷蔵や冷凍の方が長持ちしますので、なるべく無駄なく食べ切る方法を選んでいきましょう。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存で3〜4日、最大で1週間程度が目安です。
冷凍保存の場合
冷凍保存で1ヶ月間程度保存ができます。茹でたほうれん草を保存する方法をご紹介します。
ほうれん草には、水に溶ける栄養成分が含まれているため、お湯で茹でるよりもレンジでチンする方が栄養を効率よくとれるとも言われています。
まるごとラップに包んでから、電子レンジの500~600Wで2分~2分半加熱します。さっと水にさらした後、水気をなるべくよく絞りましょう。水気が残っていると料理の仕上がりがべちゃっとしたりすることもありますので注意が必要です。
ほうれん草などの青物野菜は生のまま日持ちさせるのも難しいですが、調理したものも長期保存には向いていません。1回食べ切れる量を購入して美味しいうちにいただくのがベストのようです。
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