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「祝日」と「祭日」の違いをご存知ですか!?

「祝日」と「祭日」の違いをご存知ですか!?

学生も社会人ももはやだれでも楽しみなのが休み!「あ〜あと3日働いたら今週は祝日があるから3連休かぁ!」とか「日本って祝日は何日あるんだろ!?」なんて休みのことが気になって仕方ないところです。そして祝日と同じように使っている言葉で祭日という言葉もよく使われます。ところでこの祝日と祭日の違いってご存知ですか?ということで今回の「今さら聞けないチガイ」シリーズは祝日と祭日の違いについてです。

祝日とは!?

祝日は本来建国や独立などの国の歴史上重要な日や国家への貢献度が大きく、功績のあった人物を讃えたりする日などのことです。世界において祭日とは本来宗教上大事な儀式を行う日のことを言うので、この点で祝日と祭日はまったく違います。

祝日は多くの国で法律によって定められていますが、日本においても国民の祝日に関する法律という法律で指定されています。国民の祝日に関する法律では春分の日や敬老の日など年間16日の祝日が指定されています。

祝日と日曜日かかぶった場合は翌月曜日が振替休日となり休日になります。また国民の休日と言われる日もあり、代表的なものでは憲法記念日とこどもの日に挟まれるゴールデンウィーク中の5月4日でした。ただ5月4日も現在ではみどりの日として祝日に指定されています。現在国民の休日になりえる可能性がある日は9月の敬老の日と秋分の日に挟まれる日です。ただしこれについては敬老の日が第三月曜となっているため、毎年のことではなく次に国民の休日となるのは2026年の9月22日だそうです。

祭日とは!?

祭日は現在では実はありません。ですので、祭日とか祝祭日といった呼び方は国民の祝日のことを言いたいなら使ってはいけないということになります。

祭日とは本来は神社などでの宗教的綺麗や皇室の祭典が行われていた日のことを言いました。皇室の祭典については昭和22年まで皇室祭祀令と言われる法律で大祭日と小祭日が定められていました。大祭日と小祭日の違いは大祭日は天皇自ら親祭する日のことで、小祭日は天皇が自ら礼拝はしますが、祭典自体は掌典長と言われる人が行います。

実は大祭日の多くはその後国民の休日や祝日などのかたちで現在も休日になっています。例えば2月11日の紀元節祭は建国記念日として、11月23日の新嘗祭は勤労感謝の日として現在も祝日に指定されお休みとなっていますね。

祝日と祭日の違いまとめ

  • 現在では祭日はなく祝日のみ
  • もともと祭日だったものが祝日となっているものもある
  • 昭和22年までは皇室祭祀令によって祭日が定められていた
  • 祝日と祝日にはさまれている日を国民の休日とよぶ
  • 振替休日は日曜日と祝日が重なった場合の休日